小泉環境大臣が東京モーターショー2019を視察…環境省が作った車の出品は初めて

環境省ブースを訪れた環境省の小泉大臣(ドアの後ろ)とトヨタ自動車の豊田社長(車内)
環境省ブースを訪れた環境省の小泉大臣(ドアの後ろ)とトヨタ自動車の豊田社長(車内)全 8 枚

環境省の小泉進次郎大臣が24日、東京モーターショーを視察した。会場ではメーカーの展示を見学し、また、環境省の展示スペースを訪れ、出品物の開発担当者から解説を受けた。小泉大臣によると、環境省が作った車が東京モーターショーに出展されるのは初めてだという。

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環境省は「ミライのクルマ」を謳う2台のコンセプトカー、『AGV』と『NCV』を展示した。AGVはミライの車のあるべき姿で、NCVは木から作る自然な車だという。

AGVは「All GaN Vehicle」の頭文字。次世代の半導体材料「GaN」=窒化ガリウムを電動化技術に適用し、従来の車よりCO2排出量を約20%削減することを目標にしている。4名が乗車できるアーバン・コンパクト・スポーツビークルだ。開発には、ノーベル物理学賞を受賞した天野浩教授ら、名古屋大学などが協力している。

小泉大臣は「ガン、窒化ガリウムなんてほとんど知られていない。AGVは2025年に市場投入したい。実現には民間の参加が不可欠だ。未来を変えよう」と訴えた。

NCVは「ナノ・セルロース・ビークル」の頭文字だ。2シーター・スポーツカーのNCVは、環境省の「セルロース・ナノ・ファイバー(CNF)等の次世代素材活用推進事業」として作られた。CNFとは、植物を原料としたナノレベルの強化繊維のこと。ボディパネルの樹脂素材にCNF材料を適用し、それぞれ10%以上の軽量化を達成した。ボンネットは100%CNFだ。

小泉大臣によると「CNFは金属に対して50%の軽量化、つまり半分の重さで、強度は同等だ」という。自動車のCO2を減らすための施策のひとつが軽量化なのだ。「イノベーションが生まれるように環境省は後押ししたい。環境省のロゴマークが車体についている。環境省が作った車を東京モーターショーに出すのは初めてだ」。

小泉大臣は、東京ビッグサイト青海棟の環境省ブースに、トヨタ自動車の豊田章男社長とともに到着し、豊田社長とともに出品物について担当者から説明を聞いていた。

《高木啓》

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