Team TOYO TIRES DRIFTの川畑選手がFIA-IDCへの意気込み語る、180SXでの同乗試乗イベントにも参加…東京モーターショー2019

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東京オートサロン スピンオフ D1エクストリーム同乗体験
東京オートサロン スピンオフ D1エクストリーム同乗体験全 52 枚

東京モーターショー2019の東京オートサロンブース(南展示棟4階)で24日、Team TOYO TIRES DRIFTの川畑真人選手によるトークショーが行われた。川畑選手は国内D1グランプリでも活躍し、FIAの「Intercontinental Drifting Cup(IDC)」の初代チャンピオンでもある。26日はD1のデモラン・同乗走行体験イベントに登場。イベントは27日にも行われる。

目指すは「世界チャンピオン奪還」、1000馬力以上のモンスターマシンで挑む

Team TOYO TIRES DRIFT 川畑真人選手は東京オートサロンブースに登場し、「IDC Tsukuba Drift」への意気込みを語ったTeam TOYO TIRES DRIFT 川畑真人選手は東京オートサロンブースに登場し、「IDC Tsukuba Drift」への意気込みを語った

トークショーは、11月29日から12月1日にかけて開催される「IDC Tsukuba Drift」の記者発表の中で行われた。川畑選手は、2017年、晴れてIDC初代チャンピオンに輝いたが、翌年の大会ではマシントラブルに涙をのんだ。2019年はその雪辱を晴らし、チャンピオン奪還を目指すという。さらに、川畑選手とスポンサーを含むチームは、「タイトル奪回のためはより強力なマシンが必要」と、現在D1GPで使用しているGRスープラを大幅に改良したモンスターGRスープラ(Team TOYO TIRES DRIFT GR Supra)を投入する。

トークショーの後には、Team TOYO TIRES DRIFT GR Supraのエンジンのアンベールも行われた。エンジンは、おそらくスープラでは初の搭載となるV8エンジン(3U-Z)。1000馬力以上を出せるエンジンだという。

川畑選手によれば、「ドリフト競技の追走(2台が連なってドリフトする)では、ドリフト状態におけるスピードコントロールのために、タイヤを空転させる強力なトルクとパワーが必要」とのことで、このエンジンの投入となった。

筑波サーキットでのIDCの意気込みは、「日本発祥のドリフト競技だが、このところ海外勢の実力がアップしてきている。彼らに対抗するには圧倒的な走りが必要で、そのため今回の大幅なマシン変更をチームと決断した。仕上がりはよいので、このクルマでチャンピオンを取りに行きます」と語ってくれた。川畑選手のTeam TOYO TIRES DRIFT GR Supraは、10月27日までオートサロンブースで見ることができる(28日以降はエンジン載せ替え後のテストを行うため、Team TOYO TIRES DRIFT 180SX IIが代わりに展示される)。

DRIVE PARKでは迫力の走りを披露、27日も同乗試乗を開催

東京オートサロン スピンオフ D1エクストリーム同乗体験東京オートサロン スピンオフ D1エクストリーム同乗体験

10月26日、27日の両日は「東京オートサロン スピンオフD1エクストリーム同乗体験」としてD1のデモランや同乗走行体験イベントも開催。場所は有明会場の近く(TFTビル横駐車場)のDRIVE PARKだ。

参加するのは上野高広選手(VERTEX 超EDGE LEXUS RCV VALINO)、時田雅義選手(AST俺だっ!Racing 86)、川畑真人選手(TEAM TOYO TIRES DRIFT 180SX II)。TEAM TOYO TIRES DRIFT 180SX IIは、川畑選手が全5戦で行われるD1中国シリーズ「D1 Grand Prix Series in China」で使用していた650馬力のハイパワーマシンだ。2017年はこのマシンでチャンピオンを獲得している。

DRIVE PARK総合プロデューサーのピストン西沢氏が同乗試乗の希望者を募ると、中央ステージ前には200人以上が集合。その中から、ピストン氏に指名された男女6名が、マシンに乗り込みプロの走りを体感した。川畑選手は緻密にマシンを操りながら、迫力のある走りを披露。轟くエンジン音と華麗なパフォーマンスが観客を引きつける。

同イベントは27日も予定されている。本物のD1マシンでプロのテクニックを味わう機会は貴重だ。ぜひ足を運んでみてほしい。

■10月27日(日)
・OPENINGステージ
10:30~10:50
・東京オートサロンスピンオフD1エクストリーム同乗体験
13:10~13:30
16:50~17:10

《中尾真二》

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