iPhone11とほぼ同じ、DJI史上もっとも軽量なドローン…日本特別モデル『Mavic Mini』登場

iPhone11とほぼ同じ、DJI史上もっとも軽量なドローン…日本特別モデル『Mavic Mini』登場
iPhone11とほぼ同じ、DJI史上もっとも軽量なドローン…日本特別モデル『Mavic Mini』登場全 31 枚

DJI JAPANは10月31日、重量わずか199gと超軽量なドローン『Mavic Mini』を発表した。都内では発表会が行われ。多くの報道陣が詰めかけた。

発表会では代表取締役の呉韜(ご・とう)氏が登壇し、DJIの今までのドローンの系譜と最新のMavic Miniの紹介が行われた。

「DJIは創業して今年で13年になり、現在では全世界で約1000万人のユーザーにDJIのドローンを使用していただいている。DJIは2012年に『Phantom』シリーズをReady to Flyをコンセプトに、簡単に飛ばせる普及型ドローンとしてリリースした。ドローン普及の原点は安全、便利であること。そのために小型軽量化を行い、2016年に折りたたみ可能な『MAVIC』シリーズ、2017年にはさらにコンパクトな『SPARK』を登場させた」

「そして今日、DJIでもっともコンパクトなMavic Miniを登場させた。重量は199gで、日本のために開発したモデルだ。Mavic Miniのコンセプトは『The Everyday Flycam』『はじめての空飛ぶカメラ』」

呉氏は「私も自宅の庭で簡単に飛ばせるのでワクワクしている」と述べた。

次にプロダクトマーケティングマネージャー 皆川正昭氏が登壇し、詳細について述べた。皆川氏によると今回のMavic Miniは、199gと非常に軽量なこと、そして日本限定モデルというのが最大の特徴だ。この199gというのはスマートフォンと同じ程度の重量(iPhone11が194g)で、多くの方に使っていただきたいという思いがあるとアピールされた。アームは折りたたみ式で、非常にコンパクトになるのでどこにでも持って行けるサイズになっている。

そして航空規制によって、今までのドローンは『無人航空機』という扱いだったが、Mavic Miniは『模型航空機』というカテゴリーに該当し、飛行可能な条件が大きく広がった。

カメラについても2.3分の1インチのCMOSセンサーを搭載し、1200万画素の写真と2.7Kの動画に対応。3軸ジンバルも搭載しているので滑らかな動画撮影が可能だ。クイックショットも充実で、『サークル』、『ヘリックス』、『ドローニー』、『ロケット』の4つの面白い撮影モードが、ドローン撮影初心者でもワンタッチで行える。

バッテリーは小型軽量にしたが、最大飛行時間は18分。短い充電時間でフル充電が可能なのも特徴とのこと。

操作用のアプリも新たに設計された『DJI Flyアプリ』を使用。操縦レベルにかかわらずだれでもMavic Miniを最大限に活用できる。フライトチュートリアルの搭載、撮影した影像の編集、SNSのシェアなども簡単にできる。

アクセサリーも発表された。『360度プロペラガード』、『充電ベース』、『プロペラホルダー』、『DIYクリエイティブキット』、『スナップアダプター』、『ミニトラベルバッグ』、『2WAY充電ハブ』が用意されている。

価格は、スタンダード版が4万6200円(税込み)。プロペラガードや予備バッテリーなどがセットになったフライモアコンボは5万9400円(税込み)。賠償責任保険が1年間無償附帯されている。

次にゲストスピーカーセッションとして、ミュージックアーティストのxiangyu(しゃんゆー)氏が登場し、プロダクトマーケティングマネージャーの皆川氏との対談も行われた。最初にxiangyu(しゃんゆー)氏とMavic Miniとのコラボムービーを視聴し、それからセッションがスタート。

このムービーに使われている楽曲はxiangyu(しゃんゆー)氏が提供しており、ドローンの使い勝手などが歌詞に反映されている。この話をもらうまで今までドローンの操作はしたことがなく、Mavic Miniで初めてドローンを操作したとのこと。ゲームなども普段ほとんどしないため最初操作に不安があったが、簡単に飛ばすことができたのが印象的だった。

手に持っていたMavic Miniは、xiangyu(しゃんゆー)氏が『DIYクリエイティブキット』を使ってデザインしたモデルで、カエルをイメージして着色しご本人が『xiangyu(しゃんゆー)カエル』と命名していた。

実際に撮影した際にはクイックショットが使いやすく、ドローニーがボタンひとつで撮影できたのが感動的で、安定した動作は衝撃的だったと感想を述べた。

またxiangyu(しゃんゆー)氏から皆川氏に質問が3つ出された。自宅の屋根の様子を撮影したりはできるか? 山登りの途中で撮影はしてもいいのか? ライブの最後に、ファンと一緒に記念撮影をしたいが、ドローンを使っては可能か? という質問がぶつけられた。これらについてはすべてオーケーという返答だった。山登りでは、ケータイでは撮ることができない壮大なイメージの記念撮影や風景撮影が可能になり、今までとは違った撮影が楽しめるとのこと。また海での撮影も可能なので、船釣りに行った場合は、船の回りをサークルやヘリックスといったクイックショットを使って撮影するのも良いかもしれないと提案されていた。

xiangyu(しゃんゆー)氏は最後に、「ドローンがあると、出来ることがいろいろ増えて夢が広がる。日常をいろいろ撮って配信してみたい」と締めくくっていた。

《関口敬文》

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