ダイムラー(Daimler)は11月1日、組織再編によって、ダイムラートラック(Daimler Trucks)を発足させた。
この組織再編では、ダイムラーを持ち株会社とし、その傘下にメルセデスベンツ、ダイムラートラック、ダイムラーモビリティの3社を置く。乗用車主体のメルセデスベンツ、商用車主体のダイムラートラック、モビリティサービスと金融部門主体のダイムラーモビリティに分社化し、法的に独立した事業体を創出することにより、グループの企業体質をさらに重視し、強化することを目指す。
組織再編後に誕生した新会社、ダイムラートラックの取締役会会長には、マーティン・ダウム氏が就任した。ダイムラートラックは、従来のダイムラートラックとダイムラーバスの2社を統合した形となる。
新会社のダイムラートラックは、世界中に35を超える主要拠点、約10万人の従業員、7つの自動車ブランドを擁する。ダイムラーは、世界最大規模の商用車メーカーのひとつ、としている。