東芝がICカードとクラウドを連携させた新改札システム…福井県のICカードで実証実験 11月8-20日

東芝による新改札システムの実証実験が行なわれる福井鉄道。
東芝による新改札システムの実証実験が行なわれる福井鉄道。全 2 枚

東芝は11月5日、ICカードの乗降情報などをクラウドサーバーを介して記録・参照するシステムの実証実験を福井鉄道で行なうことを明らかにした。

【画像全2枚】

これは、福井銀行と福井新聞社が運営している、福井県公認のICカード「JURACA」(ジュラカ)を利用して行なうもの。ジュラカは電子マネー機能がメインのため、鉄道などの乗車券機能を持っていないが、東芝が開発した「ABT」(Account Based Ticketingの略)と呼ばれる改札システムを導入することで鉄道利用を可能とする。

ABTではカードの固有IDがクラウドサーバーと紐付けされており、改札にタッチするとクラウドサーバーと通信。カードへの記録なしに、リアルタイムにカード情報の参照や更新、運賃計算が行なわれ、運賃などの表示を行なう。

このような仕組みであることから、東芝では「非接触ICカードに限らず、コード決済や顔認識を用いた改札システムなど幅広い応用が可能と考えられます」としており、将来的にはMaaSの基盤技術としての活用も見込んでいる。

実証実験は11月8~20日に福井市内の福井鉄道清明(せいめい)駅と福井城址大名町駅に設置されている簡易改札機を通して行なわれることになっているが、関係者が所持する特定のICカードを利用するため、一般の利用はできない。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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