東北の被災ローカル線が一般へ支援を募る…三陸鉄道と阿武隈急行 台風19号

架線柱が倒壊している阿武隈急行線の被災現場。
架線柱が倒壊している阿武隈急行線の被災現場。全 2 枚

岩手県の盛駅(大船渡市)と久慈駅(久慈市)を結ぶリアス線を運営する三陸鉄道は11月6日、Yahoo!ネット募金に「令和元年台風19号による三陸鉄道被災への支援募金」が開設されたことを明らかにした。

リアス線は、台風19号の影響により92か所で被災。釜石~宮古間と田老(たろう)~久慈間の運行を見合わせており、全体の7割に相当する距離で運行できない状況が続いている。

これらの区間では現在、代行バスが運行されているが「全線復旧までの間の代行バスの運行等には多大の費用を要することが見込まれます」としており、今回、ヤフーの協力によりネット募金での寄付先に登録された。

受付は11月1日から開始されており、応募の残り日数は178日。11月6日時点で約1400人から150万円あまりが集まっており、寄付金は「三陸鉄道の運行再開と全線復旧に向けた財源として活用させていただきます」としている。クレジットカードの場合100円から、Tポイントの場合、1ポイントから寄付ができる。

一方、福島駅(福島県福島市)と槻木(つきのき)駅(宮城県柴田町)を結ぶ阿武隈急行線のうち、富野~槻木間で運行見合せが続いている阿武隈急行でも、現金書留または銀行振込による義援金を募っている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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