ランボルギーニ、新世代スーパーキャパシタ向け新素材の特許申請…将来の電動車に搭載へ

ランボルギーニ・シアンFKP 37のスーパーキャパシタ
ランボルギーニ・シアンFKP 37のスーパーキャパシタ全 1 枚

ランボルギーニ(Lamborghini)は11月6日、新世代のスーパーキャパシタの技術基盤となる新素材の特許を申請した、と発表した。

この特許は、ランボルギーニと米国のマサチューセッツ工科大学との共同研究の最新の成果になるものだ。ランボルギーニは2016年秋、マサチューセッツ工科大学と提携を結んだ。将来の新型スーパーカーのための研究開発プロジェクトを進めている。

スーパーキャパシタは、高い電力密度を維持しながら、エネルギー密度の点において、従来のバッテリーとのギャップを埋めることができると期待されている技術だ。ランボルギーニは、画期的なスーパーキャパシタの開発を目指している。

ランボルギーニは、2017年秋に発表した電動スーパーカーコンセプトの『テルツォ ミッレニオ』に、スーパーキャパシタを搭載した。また、2019年秋に発表したランボルギーニ初の市販ハイブリッド車の『シアンFKP 37』にも、最新のスーパーキャパシタを搭載している。

シアンFKP 37では、スーパーキャパシタに10倍の電力を蓄電できる設計とした。ランボルギーニによると、同じ重量のバッテリーよりも出力は3倍強力で、同じ電力を生成するバッテリーよりも3倍軽量という。

ランボルギーニは今回、新世代のスーパーキャパシタの技術基盤となる新素材の特許を申請した。新素材の分子構造は、将来の高性能なスーパーキャパシタ向けの電極に使用することを想定しており、ランボルギーニによると、エネルギー密度を最大100%増加させることが可能になるという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『CB1000F』早くも受注が1600台超に、年間生産計画5000台…CBオーナーイベント復活も計画
  2. AE86は今いくら?『頭文字D』登場車の市場を分析
  3. トヨタ『カムリ』新型に「GT-Sコンセプト」、スポーツセダンの新境地を提示…SEMA 2025
  4. 免許不要で歩道走行可能な新型4輪モビリティ、全幅59cmの「CURIO Q1」初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. トヨタ『RAV4』新型、パワーと燃費向上の第5世代ハイブリッド搭載…12月米国発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る