国交省が特例、2020年に鉄道の前倒し検査を認める…東京オリンピック輸送に配慮

東京オリンピック開催時には深夜運転が見込まれるJR山手線。
東京オリンピック開催時には深夜運転が見込まれるJR山手線。全 2 枚

国土交通省は11月8日、東京オリンピック(東京五輪)が開催される2020年に鉄道施設・車両の定期検査の前倒しを認める「施設及び車両の定期検査に関する告示の特例に関する告示」を行なったことを明らかにした。

【画像全2枚】

鉄道施設・車両の定期検査は従来、「施設の変状等を適切に確認する必要がある」として、「施設及び車両の定期検査に関する告示」により、毎年、同一時期に施設ごとに検査基準月が定められており、その前後の1か月を検査実施時期に充てることとされている。

しかし、2020年は、東京オリンピックの期間に入る7月または8月が検査時期に入る場合、深夜輸送などの都合で実施困難が想定されるため、その場合、さらに基準月から2か月遡った時期に検査を実施できるよう弾力的に対処するとしている。

ただし、その場合でも例年と同じ安全性を確保するため、「施設及び車両の定期検査に関する告示」に基づく最長の検査間隔である約1年3か月を超えることは認められないとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 中国エリア初、「アルパインスタイル広島183」がグランドオープン
  2. ブリッツ、エンジン出力向上デバイス「パワコンX」発売、190車種以上に対応
  3. 【ダイハツ タフト 新型試乗】ほどよい個性とさりげない行動範囲の広さがいい…島崎七生人
  4. 「マジで来ちゃった!」中国ミニバンの日本導入発表に、SNSでは驚きの声「よく作り込んでる」「加速がすごい」など話題に
  5. 「ピンチな時に覚醒する日産」新型ティアナの大進化に、SNSでは「セダン復活」熱が再燃
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る