カーフィルム施工店の選び方…「プロを指導するプロ」貼りアップが教える業界事情

カーフィルム施工店の選び方…「プロを指導するプロ」貼りアップが教える業界事情
カーフィルム施工店の選び方…「プロを指導するプロ」貼りアップが教える業界事情全 8 枚

かつてはカスタムカーやVIPカーなど、若年層やヤンチャな人を中心に嗜まれていたウィンドウに貼る「カーフィルム」。

【画像全8枚】

近年では、燃費や快適性の向上に寄与する遮熱性能に、安全性を高めてくれる飛散防止能力など、実利面への注目が高まっており、日焼けを防ぎたい女性や毎日乗車するマイカー通勤層など、カーフィルムの裾野はじわりと広がりつつある。

そこで注意したいのが「どこに施工を依頼するか」だ。ディーラーからカー用品店、街で看板を見かけるフィルム専門店、怪しげなカスタムショップまで、フィルム施工を受け付けている店はたくさんあるが、実際には施工技能や設備環境の水準にバラつきがあるのが現状。

しっかりと施工店を見極めなければ、せっかくお金を払ってプロに頼んだのに仕上がりの品質や耐久性の面で満足いかない、なんてことも起こりえてしまう。今回は、そんな数あるカーフィルム施工店の中でも、「フィルム専門店」として貼ることに特化した「貼りアップ(福岡市博多区)」の濱田浩光代表取締役に、施工店選びのポイントを教えてもらった。

◆実は出張施工(外部委託)が大多数のディーラーやカー用品店

まず、クルマイジりなどにあまり馴染みがない一般ユーザーにとって、真っ先に候補に挙がるのがディーラーやカー用品店だろう。

どちらも気軽に入店・依頼でき、ディーラーなら車両購入時にオプションとしてもお願いできる。貼りアップ濱田代表によると、ディーラーにしてもカー用品店にしても、大手の看板を背負うだけのコンプライアンス基準が高く、一定の品質水準確保に力を入れているケースが多いそうだ。

ただ、実はこれらのお店の場合、社外の職人を呼び寄せての施工や外部委託などが多く、実際に同社でもディーラーやカー用品店から多数の依頼を受けている。その場合、自社内で施工を完結していないため、アフターフォローの点から透過率70%以上が定められているフロントガラスへの施工を受け付けていなかったり、取り扱いフィルムの種類が限定的な場合もあるという。

それでも、清潔な店舗やしっかりした代車手配なども含め、クルマに明るくないユーザーにとっては敷居が高くない。「リアウィンドウだけで十分」「お店のオススメフィルムで良い」といった、細かなこだわりよりもトータルの安心感を求めるユーザーにとっては選択肢の1つになるだろう。

◆ディテイリングショップでも腕は千差万別

他方、「自分で選び抜いたフィルムを貼りたい」というこだわり派に頼りになるのが、カーフィルム施工を掲げる街のディテイリングショップなどだ。小規模な店舗が多く、小綺麗過ぎない男クサい店構えが、素人目にはクルマに精通したプロっぽさを感じさせる。

ただ濱田代表によると、そうしたディテイリングショップも一概に高品質とはいえないという。「中には『ガラス交換やボディコーティングがメインでフィルムは依頼された時だけ』『技術向上の仕方に迷っている』『貼れる社員が辞めてしまって今は外注している』といったディテイリングショップも少なくない」のが実情だそうで、同社ではそうした施工店向けの「セミナー」を定期的に開催。施工技術・販売方法など、幅広い側面からカーフィルム業界の底上げに取り組んでおり、今月にも自社で開催を予定している。つまり、「一応フィルムを施工するけど得意ではない店」から「他の施工店に教える程のプロ中のプロ」まで、ディテイリングショップの中でも施工品質は千差万別なのだ。


その中から施工店を選ぶ基準の1つとして濱田代表が紹介するのが、日本ウインドウ・フィルム工業会が実施する技能検定だ。フィルム施工の技能を測定する国家資格で、技術に応じて1・2級がある。店選びに迷ったら、この検定を取得した技能士がいるかどうかを1つの判断材料にしてみると良いとのこと。

長く大切に愛車に乗り続けたいドライバーなら、より高い品質での施工を求めるのは当然。実際に九州博多に店舗がある貼りアップには、その施工品質を求めて関東圏から足を運ぶ顧客もいるという。そこまでは求めないというユーザーでも、せっかくお金をかけて愛車をブラッシュアップする機会、店選びから楽しんでみてはいかがだろうか。

《カーケアプラス編集部@相原駿》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『フリード』は次の改良でどう進化?「クロスター BLACK STYLE」登場か
  2. トヨタ『ハリアー』次期型はプレミアムSUVに進化!? RAV4、クラウンとの差別化どうなる?
  3. タカラトミー『プラレールエアー』、飛行機が青いレールを走る 10月1日発売
  4. “王者”トヨタの次の一手、『ヤリス』次期型は2027年登場か
  5. 次期スズキ『ソリオ』は“走り”で逆襲! 新世代HEV採用で2027年以降登場か?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  3. 日立エナジー、空飛ぶクルマ向け電力インフラ整備へ…Eve Air Mobilityと覚書締結
  4. ブリヂストンとNXタイロジスティクス、使用済みタイヤの資源循環などで覚書締結
  5. 「発想が素晴らしい」ヤマハが開発した保育現場向け「電動アシストお散歩カー」が話題に、「補助金回して」の声も
ランキングをもっと見る