札幌駅の北側にホームを増設へ…11番線を活用、北海道新幹線延伸対応

札幌駅北側の拡張により、駅前広場が狭まる札幌駅北口。2005年頃。
札幌駅北側の拡張により、駅前広場が狭まる札幌駅北口。2005年頃。全 2 枚

札幌市は11月14日に開催した第106回札幌市都市計画審議会で、北海道新幹線札幌延伸に伴なう札幌駅構内拡張計画の概要を明らかにした。

現在、札幌駅構内は5面11線となっているが、2030年度末に新函館北斗~札幌間の開業が予定されている北海道新幹線では、札幌駅への乗入れに際して、南側に0番線が増設され、現在の1番線と合わせて新幹線の発着番線とすることになっている。

しかし、この場合、在来線が1線不足するため、現在、列車の待避などに使用されている北側の副本線(11番線)にホームを新設することになった。

この場合、札幌駅は700平方m程度拡張され、構内が北側へ6mほど伸びる形となる。そのため、現在、札幌駅北口で東西を結んでいる自由連絡通路は、改札内コンコースに含まれるため使用できなくなる模様だ。

札幌駅の新幹線ホーム設置問題で、東側にホームを設置する「大東案」に決着するまでは、現在の1・2番線ホームを新幹線用とすることを前提に、11番線に在来線ホームを増設する案や、北側に在来線用11・12番ホームを設置する案も浮上していたが、11番線設置案はスペースの狭さや安全性、利便性などに難ありとされていた。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついに生産終了、スズキ『Vストローム650』がなぜ今も「傑作マシン」と語り継がれるのか
  2. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  5. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る