九州新幹線に異なる変電所間で電力を融通する装置を導入…回生電力を有効活用

電力融通装置の導入により、回生電力の有効活用が図られる九州新幹線。
電力融通装置の導入により、回生電力の有効活用が図られる九州新幹線。全 3 枚

JR九州は11月19日、九州新幹線に電力融通装置を導入すると発表した。

この装置は、隣接する変電所間で送電範囲を越えて相互の電力融通を可能にするもので、ブレーキが作用した際に、モーターを逆回転させることで運動エネルギーから変換された電気を架線へ戻す「回生電力」を、異なる変電所の送電範囲で有効活用ができるようになるという。

11月28日に、筑後船小屋~新玉名間にある新みやまき電区分所(福岡県みやま市)に導入されることになっており、JR九州としては初の導入となる。これにより九州新幹線では電力使用量の3%程度を有効活用できるとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. 2031馬力をMTで操る!? 世界に1台のハイパーカー『ヴェノムF5』が爆誕
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「次期LFA……?」世界初公開のレクサス『スポーツコンセプト』が話題に!市販化への期待も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る