長野電鉄の3500系O編成が引退…元営団地下鉄日比谷線用3000系 12月15日

屋代線時代の3500系O編成。12月には赤帯がないオリジナルに近いスタイルで運行される。
屋代線時代の3500系O編成。12月には赤帯がないオリジナルに近いスタイルで運行される。全 1 枚

長野電鉄は11月19日、通勤用車両の3500系O(オー)編成が12月15日の運行をもって引退することを明らかにした。

3500系は、かつて営団地下鉄(現・東京地下鉄)日比谷線用として、同線が開業した1961年に登場した3000系で、営団地下鉄では1994年に引退。長野電鉄へは1993~1997年度に総勢39両が譲渡され、同社の老朽車を置き換えた。

3500系には3両編成のL編成3本、冷房付きで2両編成のN編成8本、非冷房で2両編成のO編成6本が在籍していたが、O編成は木島線や屋代線の廃止に伴ない運用範囲が次第に狭まり、今回は最後まで残っていたO2(オーニー)編成が引退する運びとなった。今後、3500系はN編成が運用に残るのみとなる。

O2編成の引退に伴ない、12月7・8・14・15日には長野線長野~信州中野間でラストラン運行を実施。その際、長野電鉄転入後に付けられた赤帯が撤去され、長野線の地下区間を営団地下鉄時代に近い形の3500系が初めて走行する。

なお、12月7・8日は1日用「長電フリー乗車券」の利用者のみ乗車可能。12月14・15日は長野電鉄主催のツアー列車となる。12月9~13日は定期列車の運用に入り、時刻が事前に公表される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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