日本初の観光型MaaS、伊豆半島での実証実験はフェーズ2へ 操作性や商品性を大幅改善

伊豆半島で実施している日本初の観光型MaaS
伊豆半島で実施している日本初の観光型MaaS全 1 枚

東急、JR東日本、JR東日本企画の3社は、伊豆半島で今年4月から実施している、日本初の観光型MaaSの実証実験「フェーズ2」を12月1日から実施すると発表した。

この観光型MaaSは、鉄道、バス、AIオンデマンド乗合交通、レンタカー、レンタサイクルといった交通機関を、スマートフォンで検索・予約・決済し、目的地までシームレスに移動できる2次交通統合型サービスだ。

4月1日~6月30日まで実施した「フェーズ1」では、専用MaaSアプリ「Izuko」が想定を大幅に上回る2万3231ダウンロードを獲得するなど好調に推移した半面、ダウンロードの手間を含めた操作性や、サービスエリアの限定性、商品の幅、運用面など、多くの課題が浮き彫りになった。

これらを踏まえ、フェーズ2では、Izukoの基幹部分をダウンロードが不要なWebブラウザシステムに切り替え、操作性や運用性を大幅に改善させる。またJR伊東線(熱海駅~伊東駅)区間をはじめとするサービスエリア拡大や、デジタルチケットの商品メニュー拡大のほか、実装を見据え、伊豆の多客期(2~3月)にあわせて実施する。

さらにオンデマンド乗合交通など新規施策を通じた地域課題解決の施策として、TVの操作だけでAIオンデマンド乗合交通が簡単に配車できる仕組みを導入し、利用手段を充実させる。

《纐纈敏也@DAYS》

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