シボレー コルベット 新型、カーオブザイヤーに…米『モータートレンド』

同賞は、この1年間に、米国で発表された乗用車の中から最高の1台を選出するもの。今年で70回以上を数え、米国の自動車メディアが発表する賞としては、最も権威が高く、各方面から高い注目を集めるアワードとして知られる。
新型コルベット・スティングレイは、従来のフロントエンジンレイアウトをやめ、ミッドエンジンレイアウトを採用しているのが特長だ。8世代目、およそ65年の歴史を誇るコルベットが、ミッドシップ化されるのは、歴代初となる。
新型コルベット・スティングレイのミッドシップに搭載されるのが、新世代の「LT2型」直噴6.2リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンだ。ドライサンプオイル潤滑システムや気筒休止システムなどを採用した。最大出力は495hp/6450rpm、最大トルクは65kgm/5150rpm(パフォーマンスエグゾースト装着車)を発生する。
新型はベースグレードの場合、0~96km/h加速3.0秒、0~400m加速11.2秒の性能を発揮する。0~400mを走り切った時の速度は、198km/hに到達する。シボレーによると、コルベットのベースグレードとしては、史上最速という。さらに、「Z51パフォーマンスパッケージ」装着車では、0~96km/h加速2.9秒の性能を備えている。
『モータートレンド』のEdward Loh編集長は、「新型は、エキゾチックなミッドシップレイアウトを中心に、優れたデザインとワールドクラスの動力性能を、驚異的なコストパフォーマンスとともに実現している」と語っている。
《森脇稔》