ルノー メガーヌ R.S. トロフィーR がスポーツカーオブザイヤー、スープラ 抑える…仏誌

ルノー・メガーヌ R.S.トロフィーR 新型
ルノー・メガーヌ R.S.トロフィーR 新型全 7 枚
ルノーは、新型『メガーヌR.S.トロフィーR』(Renault Megane R.S.Trophy R)が、フランスの自動車専門誌の『Echappement(エシャップマン)』誌から、「スポーツカーオブザイヤー」に選出された、と発表した

新型メガーヌR.S.トロフィーRは、新型『メガーヌR.S.』の高性能モデル、新型『メガーヌR.S.トロフィー』をベースに、さらなる軽量化を図るなど、よりサーキット志向を鮮明にした新グレードだ。

新型メガーヌR.S.トロフィーRは、ルノースポールが開発を担当した。アクラポヴィッチ、ブレンボ、ブリヂストン、オーリンズ、サベルトなどのパートナーと協力して、開発が行われた。アクラポヴィッチは排気システム、ブレンボはブレーキ、ブリヂストンはタイヤ、オーリンズはサスペンション、サベルトはシートの開発を手がけた。ベース車両に対して、後席を廃止するなど、最大130kgの軽量化を実施した。エアロダイナミクス性能とシャシー性能の引き上げも図られている。

パワートレインは、新型メガーヌR.S.の直噴1.8リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンをベースに、ターボチャージャーや排気系を中心にしたチューニングを行う。中でも、ターボチャージャーはセラミックボールベアリングコーティング技術を採用して、レスポンスの向上を図った。

この結果、最大出力300hp/6000rpm、最大トルク40.8kgm/3200rpmを獲得した。ベース車両に対して、パワーは20hp、トルクは1kgm引き上げられている。トランスミッションは6速MT。0~100km/h加速5.4秒、最高速262km/hの性能を備えている。なお、同車は世界限定500台を、2019年内に発売する計画だ。

この新型メガーヌR.S.トロフィーRが、フランスの自動車専門誌の『Echappement(エシャップマン)』誌から、スポーツカーオブザイヤーに選出された。同誌のスポーツカーオブザイヤーは、1982年から続く権威ある賞だ。

今年のスポーツカーオブザイヤーには、トヨタ『スープラ』新型やBMW『Z4』新型、メルセデスベンツ『Aクラス』新型など、7車種が最終選考に。モンテカルロラリーの特別ステージを含むフランスのヴェルコール地方とアルデーシュ地方のワインディングロードを舞台に、ジャーナリストと2人のラリードライバーによってテストが行われた。

さらに、同誌の読者投票によるおよそ4250票も加味された結果、新型メガーヌR.S.トロフィーRが、スポーツカーオブザイヤーに選出されている。

《森脇稔》

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