カルマ、1100馬力のEVスポーツクーペ提案…ロサンゼルスモーターショー2019

0~96km/h加速は1.9秒

過去のドライブをバーチャルに再現可能

自動運転を想定

カルマ SC2(ロサンゼルスモーターショー2019)
カルマ SC2(ロサンゼルスモーターショー2019)全 11 枚

カルマオートモーティブは、ロサンゼルスモーターショー2019において、コンセプトカーの『カルマSC2』(Karma SC2)を初公開した。

画像:カルマ SC2

カルマオートモーティブは、プラグインハイブリッド(PHV)の4ドアスポーツカー、『カルマ』を製造・販売していたフィスカーオートモーティブの破産後の資産を買収する形で、2014年に米国カリフォルニア州に設立された。現在、カルマ後継車の『レヴェーロGT』を生産・販売している。

カルマオートモーティブは、ロサンゼルスモーターショー2019において、コンセプトカーのカルマ SC2を初公開した。カルマSC2は、2019年春に発表されたゼロエミッションのEVロードスター、『カルマSC1ビジョンコンセプト』の進化版になる。カルマ SC2では、クーペボディのEVスポーツカーを提案している。

0~96km/h加速は1.9秒

カルマ SC2には、車体の前後にそれぞれモーターを搭載する。2個のモーターは、合計で最大出力1100hp、最大トルク1452kgmを獲得する。強力なツインモーターのおかげで、カルマ SC2は0~96km/h加速1.9秒のパフォーマンスを発揮する。バッテリーは蓄電容量120kWhで、ダッシュボードとシート下のセンタートンネルにレイアウトした。カルマオートモーティブによると、1回の充電での航続は最大で563kmに達するという。

また、カルマSC2には、カーボンセラミックブレーキ、プッシュロッド式レーシングサスペンション、トルクベクタリングギアボックスを装備した。カルマ SC2カルマ SC2

過去のドライブをバーチャルに再現可能

カルマSC2には、「ドライブ&プレイ」テクノロジーを組み込んだ。これにより、静止状態のカルマSC2の運転席に座って、過去のドライブを再現することができる。

フロントガラスの下には、トリプル高解像度カメラと周波数変調連続波(FMCW)ライダーセンサーが装着されており、走行している車の動きを、360度の視野で取り込む。同時に、カルマSC2の最新テクノロジーは、コーナリング、ブレーキ、加速、各種サウンドなど、ドライブ体験全体をリアルタイムで取り込む。これにより、ドライブの後、カルマSC2のアダプティブレーザープロジェクターは、過去のドライブを再現することが可能になる。また、スマートフォンがルームミラーとして機能する。カルマSC2がドライビングシミュレーターとなり、自分のドライブを再現することで、運転技術の向上につなげるという。

またドライバーは、自分のドライブ&プレイ体験を他のユーザーと共有できる。また、世界中のドライバーの走行ルートを自分の車でストリーミングし、世界的に有名な道路やサーキットにおいて、ドライブシミュレーションが行える。カルマ SC2カルマ SC2

自動運転を想定

SC2には、カルマオートモーティブのデザインアイデンティティを表現した。ベイパーグレーのボディはハンドメイドで、未来からインスピレーションを得ている。エアロダイナミクス性能を追求したデザインが特長だ。フロントアクスルからフロントガラスまでの長さは、カルマデザインの共通点。特許取得済みのバタフライドアは、緩やかに立ち上がる。

SC2では自動運転を想定しており、長距離レーダー、カメラ、ライダーセンサー、超音波センサーテクノロジーなどを搭載する。ドアロックの解除は、指紋と顔認識センサーで行う。キャビン内には、ユーザーエクスペリエンスを向上させる新技術を採用した。バイオメトリックシートを装備。3Dオーディオが、ドライバーと乗員の個別のサウンドゾーンを作り出す。電動クロマティックガラスによって、ガラスを透明から非透明に変え、車内のプライバシーを守ることができる。

《森脇稔》

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