11月の新車販売ベスト10、ダイハツ含めトヨタ系7車種[新聞ウォッチ]

ダイハツ・タント
ダイハツ・タント全 3 枚

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

国内の新車販売に異変が起きている。11月の車名別台数(軽自動車を含む)で、ダイハツ工業の軽自動車『タント』が2万台以上を販売して首位に躍り出た。軽を含めた全体の順位でのトップは5年2カ月ぶりという。

これまでホンダの軽自動車の『N-BOX』が26カ月連続で首位を維持していたが、2位に陥落。きょうの各紙も「エヌボックス首位陥落、11月新車販売、2年3か月ぶり、タント1位」(読売)などと報じている。各紙が単月の新車販売のランキングを紙面に取り上げるのも珍しい。

タントが1位になったのもニュースだが、11月も相変わらず軽自動車が人気で、1位から4位まで独占。5位に入ったトヨタの『カローラ』が登録車で2か月連続首位をキープした。もっとも、軽を含めた総合位では5位から9位までトヨタ車が占めているほか、10位もトヨタ傘下のダイハツの『ムーヴ』。11月のベストテンには、11月5日に発売したばかりのダイハツ製の小型SUVのトヨタ『ライズ』も8位に入り、1位のタントを含めるとトヨタグループが7車種もランクインしたことになる。

そのライズの1カ月受注台数は3万2000台、同車種のダイハツの『ロッキー』も1万5000台を超えており、それぞれ目標の販売台数を大きく上回ったという。生産計画に伴う納車のタイミングもあるが、12月以降もベストテンの上位に躍り出る可能性もあり、人気の小型SUVをめぐる販売競争も激化しそうだ。

2019年12月6日付

●経済対策26兆円決定、政府、財政措置13.2兆(読売・1面)

●エヌボックス首位陥落、11月新車販売、2年3か月ぶり、タント1位(読売・8面)

●ポルシェがレンタカー、アジアで初(読売・8面)

●あおり運転投稿で摘発、岡山県警専用動画サイトで初(読売・33面)

●日野、企業物流参入、異業種まとめ積載率向上(朝日・9面)

●経済ブレグジット決戦、ホンダ撤退地域に影(毎日・11面)

●「つながる車」数秒で障害物通知、トヨタ・NTT2年度にも実用化めど(産経・8面)

●高齢ドライバー「実車試験」に賛否、有効な対策「生活の足」奪う(東京・27面)

●世界新車販売1%減、来年度予測、中国景気減速響く、3年連続減(日経・9面)

●日産、中国新車販売11月1%減(日経・15面)

●エコプロ2019開幕、脱プラ素材や車、一堂に(日経・15面)

《福田俊之》

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