タカタ製エアバッグに関して自動車メーカー7社に調査を指示…新たな不具合 国交省

オーストラリアでリコールされたBMW 3シリーズ(写真は欧州仕様)
オーストラリアでリコールされたBMW 3シリーズ(写真は欧州仕様)全 1 枚

国土交通省は12月6日、タカタ製エアバッグ・インフレータの異常破裂が原因と疑われる死亡・重症事故が豪州で発生したことを受けて、自動車メーカーなど、7社に対して、早急に原因究明とリコールなどの市場措置の要否について検討し、結果を報告するよう指示した。

タカタ製エアバッグ・インフレータについては、ガスを発生するインフレータが異常破裂し、金属片が飛散する不具合が発生しているため、2009年以降、リコールを実施している。

豪州でタカタ製エアバッグ・インフレータの異常破裂が原因と疑われる死亡・重症事故が発生した。オーストラリア競争・消費者委員会は11月7日、BMWが運転席のエアバッグ・インフレータが異常破裂するおそれがあるとして、リコールを届け出たと公表。同時に、同委員会は、関係機関と連携し、豪州内で発生したエアバッグ・インフレータの異常破裂が原因と疑われる死亡・重傷事故について調査している。

このリコール届出の対象であるエアバッグ・インフレータは1995~99年の間に製造されたもので、これまでに原因が判明し、リコールの対象となっている硝酸アンモニウムをインフレータに用いたタイプではないことから、異常破裂の原因が明らかとなっていない。

このため、国土交通省は11月27日、異常破裂のおそれがある型式のエアバッグ・インフレータを搭載した車両を製造した自動車メーカー7社に対し、早急に原因を究明して、原因が特定され次第、リコールなどの市場措置の要否を検討し、その結果を国土交通省に報告するよう12月6日に道路運送車両法に基づき、文書で指示した。

指示したのはスズキ、トヨタ自動車、ビー・エム・ダブリュー、ホンダ、マツダ、三菱自動車、三菱ふそうトラック・バス。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. メルセデスベンツの新型高級ミニバン『VLE』、プロトタイプの写真を公開
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る