メルセデスベンツ GLEクーペ 新型にPHV、燃費は90.9km/リットル…欧州発表

EVモードの航続は最大106km

EVモードの最高速は160km/h

最新デジタルコックピット

メルセデスベンツ GLE クーペ 新型のPHV、GLE 350 de 4MATIC
メルセデスベンツ GLE クーペ 新型のPHV、GLE 350 de 4MATIC全 12 枚

メルセデスベンツは、新型『GLEクーペ』(Mercedes-Benz GLE Coupe)のプラグインハイブリッド車(PHV)、「GLE 350 de 4MATICクーペ」を欧州で発表した。

新型GLEクーペのPHVは、メルセデスベンツブランドの新世代PHVシリーズとして、新たに立ち上げられた「EQ Power」(EQパワー)車として投入される。メルセデスベンツは2020年末までに、20車種以上にEQ Powerを拡大することを目指している。

EVモードの航続は最大106km

新型GLEクーペのPHV、GLE 350 de 4MATICには、グレード名に「d」の表記があるように、ディーゼルエンジンを基本にしたメルセデスベンツの最新世代のPHVパワートレインを搭載する。

エンジンは、直噴2.0リットル(1950cc)の直列4気筒ターボディーゼルで、最大出力194hp/3800rpm、最大トルク40.8kgm/1600~2800rpmを発生する。モーターは、最大出力136hp、最大トルク44.8kgmで、システム全体では、320hpのパワーと71.4kgmのトルクを獲得する。トランスミッションは9速AT の「9G-トロニック」で、エンジンとモーターの間にレイアウトした。動力性能は、0~100km/h加速6.9秒、最高速210km/hとなる。最大牽引力は3500kgの性能を持つ。メルセデスベンツ GLE クーペ 新型のPHV、GLE 350 de 4MATICメルセデスベンツ GLE クーペ 新型のPHV、GLE 350 de 4MATIC

EVモードの最高速は160km/h

二次電池は、蓄電容量31.2kWhの大容量リチウムイオンバッテリーだ。EVモードの航続は最大106km(NEDC:新欧州サイクル)とした。その効果もあり、欧州複合モード燃費は90.9km/リットル、CO2排出量は30g/kmと、優れた環境性能を実現している。EVモードの最高速は160km/hだ。急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの8割の容量を、およそ20分で充電できる。

走行モードは、「コンフォート」、「エコ」、「オフロード」、「エレクトリック」、「バッテリーレベル」の5種類が切り替えられる。エレクトリックモードでは、最大のモーター性能を体験できる。エンジンは、ドライバーがアクセルペダルを強力に踏み込み、電気モーターが提供できる以上の電力を要求したときにのみ始動する。ステアリングホイールのパドルを操作して、バッテリーへのエネルギー回収量を調整することもできる。ステアリングホイールのパドル操作により、「DAUTO」、「D +」、「D」、「D-」、「D--」の5種類の異なる回生レベルを選択できる。

「Mercedes me Charge」を介して、ドライバーは欧州で300を超えるさまざまなオペレーターの世界最大の充電ネットワークにアクセスできる。ナビゲーションシステムとの連携のおかげで、ユーザーは充電ステーションを簡単に見つけることが可能だ。「Mercedes me」の充電カードやアプリを利用して、充電ステーションにアクセスできる。メルセデスベンツ GLE クーペ 新型のPHV、GLE 350 de 4MATICメルセデスベンツ GLE クーペ 新型のPHV、GLE 350 de 4MATIC

最新デジタルコックピット

新型には、ドライバー正面のメーター部分と、ダッシュボード中央のモニターを一体デザインとした最新のデジタルコックピットを採用する。

この12.3インチの2つの高精細ワイドディスプレイを、一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイとした。このディスプレイは、空中に浮かんでいるように見え、インテリアデザインの水平方向の流れを強調する中心要素に。インストゥルメントクラスターとなるこのコックピットディスプレイは、ドライバーの視野に直接入るさまざまな情報を表示する大型ディスプレイと、センターコンソール上方のセンターディスプレイで構成される。また、インテリアは2995 mmのロングホイールベースのおかげで、広い空間を備えている。

新型には、最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載する。「アクティブ・ディスタンス・アシスト・ディストロニック」、「アクティブ・ブレーキ・アシスト」、「アクティブ・ストップ&ゴー・アシスト」、「アクティブ・ステアリング・アシスト」、「アクティブ・ディスタンス・アシスト」、「アクティブ・ブラインド・スポット・アシスト」などが、豊富に用意されている。

《森脇稔》

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