日本ミシュラン、エナジーセイバーフォーを2020年2月発売…日本市場向けに開発

日本ミシュランタイヤ 乗用車用新製品  発表会
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日本ミシュランタイヤは低燃費タイヤの新製品『エナジーセイバーフォー』を2020年2月から順次販売を開始すると発表した。現行の低燃費タイヤ『エナジーセイバープラス』の後継製品となるが、日本市場向けにウェットブレーキ性能と静粛性を高めたのが特徴。

日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ社長は12月10日に都内で開いた新製品発表会で「低燃費タイヤの普及率は7割以上とも言われている。それに伴い求められる性能も変化しつつある。新製品はこれまでの低燃費タイヤにとどまることなく、ミシュランが培ってきた技術を結集させ、さらなるユーザーニーズに対応したものになっている」と、エナジーセイバーフォーを紹介した。

また日本ミシュランタイヤの乗用車タイヤ事業部マーケティング部でブランド戦略マネージャーを務める黒谷繁希氏は「エナジーセイバープラスはヨーロッパで設計、開発し、日本やアメリカ、カナダ、オーストラリアなどのニーズをバランス良く反映してグローバルに展開している製品だが、エナジーセイバーフォーに関しては日本の道路環境、消費者ニーズにフォーカスして日本で開発。設計した」と明かした。

その日本の消費者ニーズについて黒谷氏は「ウェットグリップ性能、燃費性能、静粛性」の3項目を挙げ、このうちウェットグリップに関しては「雨天時は非雨天時に比べて約4倍の事故発生割合になっていること」、また静粛性では「ハイブリッド車の普及でエンジン騒音が減少する分、タイヤから発生するノイズがより顕著、耳障りになること」が背景となり、低燃費タイヤにも求められていると分析する。

通常、タイヤのグリップ性能と低燃費性能と相反する関係にあるが、エナジーセイバーフォーはエナジーセイバープラスに比べて「5.5%短く止まれることを実現。静粛性においてもタイヤのトレッドパターン由来によるノイズは5%、ロードノイズは9%それぞれ低減した」という。

性能改善にあたっては「低燃費性能とウェット性能が高次元でバランスが取れている新配合のコンパウンドを採用。またパターンノイズは従来品に比べて縦溝幅を最適化することによってノイズ低減を実現。さらにロードノイズはアンダートレッドラバーを採用することでノイズを低減するとともに、他の性能を犠牲にすることなく低転がり抵抗を維持、燃費性能に貢献している」と黒谷氏は解説する。

エナジーセイバーフォーは13インチから16インチまで23サイズを展開。タイヤ幅195mm以上が4リブパターンで5サイズ、タイヤ幅185mm以下に関しては3リブパターン12サイズ、このうち軽自動車向けはより摩耗の度合いがスリップサインをわかりやすくするデザインを追加し5サイズの設定。いずれもオープン価格となっている。

《小松哲也》

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