コンチネンタル、PHV向け新型AT開発…モーターと一体設計

コンチネンタルのPHV向け新型AT
コンチネンタルのPHV向け新型AT全 1 枚

コンチネンタル(Continental)のパワートレイン部門の「ヴィテスコ・テクノロジーズ」は12月9日、プラグインハイブリッド車(PHV)向けの新型ATを開発した、と発表した。

この新型ATは、従来品に対してコストを引き下げているのが特長だ。トランスミッションの出力側に、高電圧の電気モーターを組み込み、コンパクトな設計を可能にした。さらに、機械式ギアは4つしかなく、機械式シンクロメッシュシステム、補助油圧装置、始動クラッチは持たない。

1速と2速とリバースは、電気モーターによって処理され、同期はスターターオルタネーターが行う。スターターオルタネーターは、エンジンの素早いスムーズな始動を可能にする。

また、トランスミッションの機械部品の数を減らしており、スペース、重量、コストを節約する。新型ATは、設置スペースが課題となるコンパクトカーのフロント横置きエンジン車に、最適な選択肢になるという。

たとえば、新型ATに、低コストのポートインジェクションガソリンエンジンと電動パワートレインを組み合わせることにより、EVモードの航続を延ばした手頃な価格のPHVが実現できるという。 費用対効果の高いこの新型ATは、EVモードで最大120km/h、ハイブリッドモードで最大160km/hの速度に対応している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新車世界販売 ホンダ4位に転落、スズキ2位に浮上へ、2025年度下期[新聞ウォッチ]
  2. 「日本一“ちょうどいい日産車”」小型セダン『セントラ』の進化に日本のファンも「気合い入りすぎw」と注目
  3. 「就職人気企業ランキング」総合トップは8年連続で伊藤忠商事、トヨタは42位に後退[新聞ウォッチ]
  4. 日産自動車・人事情報 2025年10月1日付
  5. アウディ2026年モデル、ハード・ソフト両面で大幅アップデート…新ドライブモードや先進のドライバーアシスト機能搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る