マレリとブラックベリーが協業、中国主要自動車メーカーにデジタルコックピット用QNXプラットフォームを提供

マレリ(ロゴ)
マレリ(ロゴ)全 1 枚

自動車関連サプライヤーのマレリは12月11日、カナダ通信機器メーカーのブラックベリーと協業し、中国の主要自動車メーカーにデジタルコックピット用QNXプラットフォームを提供すると発表した。

今回提供する「QNX Platform for Digital Cockpits」は、ブラックベリーの安全性認定を受けたハイパーバイザー「QNX Hypervisor for Safety」、メータークラスタ向けプラットフォーム「QNX Platform for Instrument Clusters」、インメントシステム向けプラットフォーム「QNX CAR Platform for Infotainment」とAndroidの実装を統合したソフトウェアソリューションだ。

車両内部情報を扱うメータークラスタと、カーナビやディスプレイオーディオなどを扱うインフォテインメントシステムは、情報ソースが異なるため、OSも別物となる場合が多い。しかし、このデジタルコックピット用QNXプラットフォームを活用することで、安全で信頼性が高いQNXベースのデジタルインストルメントクラスターとインフォテインメントシステムを統合。最新のAndroidベースアプリケーションに単一のECUからアクセスできるようになる。

また、デジタルコックピットのインフォテインメントは、ハイパーバイザという仮想化環境システムにより、車両システムから隔離してサンドボックス化。アプリがクラッシュしたり、セキュリティが侵害されたり、アップデートが必要になったりしても、運転機能に深刻な影響を与えることがなくなる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
  5. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る