トヨタ、東京オリンピック・パラリンピック2020用 自動運転EVを出展へ…CES 2020

トヨタ e-Palette
トヨタ e-Palette全 14 枚

トヨタ自動車(Toyota)の米国部門は、2020年1月に米国ラスベガスで開催されるCES 2020に、『e-Palette』を出展すると発表した。

e-Paletteは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会で使用される自動運転専用EVとして開発された。東京2020オリンピック・パラリンピックでは、選手村内を巡回するバスとして、選手や大会関係者の移動をサポートする予定だ。

e-Paletteには、前後対称の箱型デザインを採用し、タイヤを四隅に配置することで、広い室内空間を確保した。身長に関係なく使いやすい手すりやシート、色弱者の方にも配慮して、色の明度差をつけた床・内装トリム・シートなども採用している。

また、大開口スライドドア、低床フロア、電動スロープ、停留所への正着制御の採用により、車椅子ユーザーを含めた複数人のスムースな乗降を実現した。ロングホイールベース、フラットフロアにより、最大4名の車椅子ユーザーの乗車を可能にする。

e-Paletteは、トヨタの車両制御プラットフォームに専用開発の自動運転システムを搭載し、高精度3Dマップと運行管理によるレベル4の低速自動運転(最高速19km/h)を可能にした。車両の周囲360度の障害物を常に検知し、周囲の状況に応じて最適な速度で運行。また、システム異常時には、車両に同乗するオペレーターが安全に車両を停止できる緊急停止ブレーキを装備した。

さらに、自動運転時に歩行者とコミュニケーションができるよう、アイコンタクトのように車両の状況を周りに知らせる前後ランプを採用した。1回の充電での航続は、最大およそ150kmとしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  3. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  4. 「アルパインスタイル仙台R4」がグランドオープン、待望の仙台エリアへ出店
  5. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る