ブラバムの軽量スポーツ、『BT62』にレース仕様「コンペティション」…2020年発売へ

ミッドシップのV8は最大出力700hp

軽量化のために未塗装ボディも選択可能

生産台数は70台限定で75万ポンドから

ブラバム BT62 コンペティション
ブラバム BT62 コンペティション全 11 枚

元F1ドライバーのデビッド・ブラバム氏が立ち上げた新しい自動車ブランドのブラバム・オートモーティブ(BRABHAM AUTOMOTIVE)は、ブランド第一号車のブラバム『BT62』(Brabham BT62)に「コンペティション」を設定し、2020年初頭から納車を開始すると発表した。

【画像全11枚】

デビッド・ブラバム氏は1965年に生まれ、F1で3度タイトルを獲得したジャック・ブラバム氏の三男として知られる。デビッド・ブラバム氏は1990年と1994年、F1に参戦した。その後、全日本GT選手権やルマン24時間耐久レースなどで活躍してきた。

そのブラバム・オートモーティブのブランド第一号車が、ブラバムBT62だ。車名の「BT」とは、ブラバムのF1マシンのシャーシ名に付けられていたBTに由来する。これは、1961年にブラバムF1を立ち上げたジャック・ブラバム氏とロン・トーラナック氏の名前の頭文字をとったものだ。

ミッドシップのV8は最大出力700hp

ブラバムBT62のミッドシップには、5.4リットルのV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載する。最大出力は700hp、最大トルクは68kgmを引き出す。

このエンジンを乾燥重量972kgの軽量ボディに組み合わせた。巨大なリアウィングなどにより、エアロダイナミクス性能を追求しており、最大で1200kg以上のダウンフォースを獲得する。ブラバムBT62ブラバムBT62

軽量化のために未塗装ボディも選択可能

もともとサーキット専用車のブラバムBT62だが、レースに出走したいと考えるユーザー向けに開発されたのが、コンペティションだ。ブラバムBT62のコンペティションには、ブラバムのセンターロックホイール、空気圧ジャッキングシステム、レース用ディスプレイ、軽量で取り外し可能なマルチファンクションステアリングホイールが装備される。

さらに、ブラバムBT62のコンペティションには、FIA(国際自動車連盟)の基準を満たす軽量カーボンファイバー製セーフティセルとロールケージを装備した。ブラバムの「カーボンオンカーボンブレーキ」も採用する。これはモータースポーツ向けABSとトラクションコントロールとの相乗効果により、サーキットでの高いストップパワーとコントロール性を追求したものだ。

軽量化のために、未塗装ボディとインテリアトリムのない仕様も選択できる。コンペティション仕様は、助手席は未装備で、オプションとした。ブラバム BT62 コンペティションブラバム BT62 コンペティション

生産台数は70台限定で75万ポンドから

なお、ブラバムBT62は、サーキット仕様、コンペティション仕様、公道仕様の3種類を合わせて、70台を限定生産する計画だ。ハンドル位置は、右と左を用意する。英国でのベース価格は、75万ポンド(1億0670万円)。コンペティション仕様は、ユーザーの好みで、購入後に公道仕様に変更することも可能だ。

公道仕様では、車両価格プラス15万ポンドで、公道走行に必要な法規への対応が図られる。また、前後アクスルにリフトキットを追加し車高を上げる、ステアリングロックの幅を広げる、エアコンを追加する、ドアロックとイモビライザーを取り付けるなど、公道ユースを想定した変更が施される。700hpのエンジンパワーは維持される。

なお、ブラバムBT62のコンペティション仕様は、北半球のレースシーズン開幕に間に合う2020年初頭から、納車を開始する予定、としている。

《森脇稔》

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