ヤマハ発動機、YZF-R25A/R3A をリコール 制動力が低下するおそれ

不具合箇所はフロントブレーキホースとフロントブレーキホースホルダーの2か所。
フロントブレーキホースについては、ホーンの電気配線において、配索指示が不適切なため、ハンドルを左に切るとホースと接触するものがある。そのため、ブレーキホースの保護材が摩耗し、そのままの状態で使用を続けると、ホースが損傷して、最悪の場合、ブレーキ液が漏れ、制動力が低下するおそれがある。
改善措置として、全車両、ホーンの電気配線の取り回しを変更する。なお、ブレーキホースを点検し、損傷が認められるものは新品に交換する。
フロントブレーキホースホルダーについては、曲げ加工が不適切なため、正しい状態で取り付けられていないものがある。そのため、走行振動等によりホルダーが外れ、そのままの状態で使用を続けると、ブレーキホースがフロントフォークに接触してホースが損傷し、最悪の場合、ブレーキ液が漏れ、制動力が低下するおそれがある。
改善措置として、全車両、ホルダーを良品に交換する。なお、ブレーキホースを点検し、損傷が認められるものは新品に交換する。
いずれも不具合および事故は起きていない。社内からの情報によりリコールを届け出た。
《纐纈敏也@DAYS》