小糸製作所、高性能LiDAR量産化を加速…米ベンチャーへ54億円を出資

センサ内蔵ヘッドランプ(参考画像)
センサ内蔵ヘッドランプ(参考画像)全 1 枚

小糸製作所は、LiDAR製造・販売の米国ベンチャー企業、セプトン社の株式を取得。ADAS搭載車や自動運転車向け製品開発を推進していくと発表した。

ADAS搭載車や自動運転車では、機械が周囲環境を認知するため、LiDAR、カメラ、ミリ波等の高精度なセンサの搭載が必須となっている。小糸製作所は照明器技術の開発に加え、各種センサの開発にも取り組んでおり、この一環として、以前より車載用LiDARの共同開発を行ってきたセプトン社に5000万米ドル(約54億円)を出資し、高性能LiDARの実用化に向けて関係強化を図る。

セプトン社のLiDARは、遠方を高解像度で検知できるほか、広範囲を検知するためのスキャン方法に画期的な独自技術を採用。従来のモーター回転式やミラースキャン式とは異なり、機械的な摩耗がなく耐久性に優れたシンプルな構造で、高い信頼性、量産性、コストの両立が可能などの特長がある。

両社は今後、高性能で高い信頼性を持つLiDARの量産化に向けて開発を加速させるとともに、小糸製作所の自動車照明器技術と組み合わせたランプの実用化に向け、共同開発に取り組んでいく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  5. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る