ボルボカーズ、吉利汽車との合併を検討…強力なグローバルグループ構築へ

ボルボカーズのSUV
ボルボカーズのSUV全 2 枚

ボルボカーズ(Volvo Cars)は2月10日、吉利汽車(ジーリー・オートモービル)との合併を検討していると発表した。

中国の自動車大手の浙江吉利控股集団の子会社で、香港に本社を置くのが吉利汽車だ。浙江吉利控股集団は2010年、ボルボカーズを傘下に収めた。

ボルボカーズが吉利汽車との合併を検討しているのは、両社の財務と技術の相乗効果を加速させる強力なグローバルグループを構築するのが狙いだ。両社の事業を統合することは、2つの強力な企業の組み合わせになるという。

また、ボルボカーズと吉利汽車との組み合わせは、現在進んでいる自動車業界の変革において、リーダーとなる規模、知識、リソースを備えているという。合併後も、ボルボ、ポールスター、ジーリー(Geely)、Lynk&Coの各ブランド独自のアイデンティティが維持される。

合併後に誕生する新会社は、香港を介してグローバル資本市場にアクセスし、その後スウェーデン・ストックホルムにも上場する予定だ。なお、ボルボカーズと吉利汽車は、それぞれの取締役会への提案を準備するために、共同ワーキンググループを立ち上げる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  3. ジープ『コンパス』新型の写真公開! アウトドアファンの要望に応える新インテリア
  4. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る