ダイムラーの売上高は3%増、メルセデスベンツの世界販売が新記録 2019年通期決算

ダイムラーの決算発表会
ダイムラーの決算発表会全 4 枚

ダイムラー(Daimler)は2月11日、2019年通期(1~12月)の決算(確定値)を発表した。

画像:メルセデスベンツの主力車

同社の発表によると、メルセデスベンツなどグループ全体の売上高は、1727億ユーロ(約2兆0705億円)。前年の1674億ユーロに対して、3%増加した。

一方、2019年通期のEBIT(利払前・税引前利益)は、43億ユーロ(約5155億円)。前年の111億ユーロに対して、61.3%減少した。一部のディーゼルエンジン搭載車の排ガスに関連する費用として、40億ユーロを計上したのが響いた。

そんな中、メルセデスベンツ乗用車の2019年世界新車販売台数は、9年連続で年間販売の記録を更新する238万5400台と過去最高。前年比は0.1%増だった。

市場別では、欧州が93万7881台を売り上げ、前年比は0.4%増と2年ぶりに増加した。このうち、地元ドイツは31万8353台を販売し、前年比は4.8%増と、6年連続で前年実績を上回る。中国は2019年、69万3443台を販売し、前年比は6.2%増と、プラスを維持した。また、米国は31万6094台。前年比は0.04%増と微増ながら、4年ぶりのプラスとなった。

メルセデスベンツブランドでは、小型車の『Aクラス』、『Bクラス』、『CLAクラス』、『GLAクラス』、『GLBクラス』、合計で66万7000台以上を販売した。前年比は9.5%増と、3年ぶりに前年実績を上回っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. MTのみの潔さに「ほぼ最高では?」 フィアット『500ハイブリッド』発表に国内でも注目集まる
  2. 最新機種の“魅力”を解剖! カロッツェリアの「モニターレス機」なら、スマホを便利に使い倒せる![メインユニット最前線]
  3. ベリーサの再来か、次期マツダ2か? マツダ『X-COMPACT』の正式発表を待ち望む声続々
  4. 財務省“EV狙い撃ち”…重量に応じた「EV新税」車検時に上乗せ[新聞ウォッチ]
  5. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る