三菱自動車は2月13日、『アウトランダーPHEV』などのナビゲーションシステムに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは『アウトランダーPHEV』、『アウトランダー』、『デリカD:5』の3車種で、2013年2月11日から10月18日に製造された3708台。このほか、交換修理用部品が組付けられた可能性がある42台も対象となる。
対象車両は、メーカー装着のナビゲーションシステムにおいて、液晶画面の電源用ICの製造工程での作業が不適切なため、通常使用しない薬液が残留しているものがある。そのため、使用過程でIC内部が断線し、液晶画面へ電源が供給されなくなり、直前直左確認用のカメラ映像が表示されず、保安基準第44条(後写鏡等の基準)に適合しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、ナビゲーションシステムのシリアルナンバーを確認し、対象のものはナビゲーションシステムを良品と交換する。
不具合は12件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。