[カーオーディオ“チョイスのキモ”]メインユニット 1DIN機のトレンド その3

1DINメインユニットの一例(カロッツェリア)。
1DINメインユニットの一例(カロッツェリア)。全 1 枚

当コーナーでは毎回、カーオーディオ製品の選び方のコツを解説している。現在は「メインユニット編」と題し、その第3回目となる当回では、“カロッツェリア”のラインナップ解説をお贈りする。

同社は多彩に1DINメインユニットを用意しているブランドの1つだ。さて、その中身とは…。

“カロッツェリア”は現在、1DINメインユニットを計12機種擁している。で、各機の違いは、再生可能メディアや機能。ゆえにユーザーは、予算を鑑みながら自分に取って必要な機能を取捨選択していけば、マイベストに辿り着ける。

なお、クルマの中で良い音が聴きたいと考えるのであれば、“サウンドチューニング機能”に注目したい。“カロッツェリア”の製品には“サウンドチューニング機能”が優れたモデルが多いので、音にこだわりたいと思ったら、そういったモデルをチョイスすべきだ。

ちなみに、“カロッツェリア”の通常の1DINメインユニットでは、“サウンドチューニング機能”の仕様違いが3タイプ存在している。1つ目が「ネットワークモード」に対応しているタイプ、2つ目が「高性能DSP」が搭載されているタイプ、そして3つ目がそれ以外だ。

それぞれについて、その能力の詳細を説明していこう。まず「ネットワークモード」に対応している機種では、ツイーターとミッドウーファーを個別に制御することも可能となる。メインユニット内に高性能な“クロスオーバー”機能が搭載されているので、音楽信号をツイーター用、ミッドウーファー用、サブウーファー用に帯域分割でき、またフロント2ウェイ用の音楽信号は、内蔵パワーアンプの4chを使って個別に増幅できる。つまり、スピーカー群を“マルチアンプシステム”で駆動できるのだ。

対して「ネットワークモード」には不対応ながらも「高性能DSP」が搭載されているモデルでは、ツイーターとミッドウーファーの個別制御はできないが、“13バンドグラフィックイコライザー”と“タイムアライメント”は搭載されているので、なかなかのレベルにまで“サウンドチューニング”を煮詰められる。

なおそれ以外のモデルでも、“サブウーファー出力”が搭載されている機種は多い。これが備わっている機種を選べば、サブウーファーを導入した際に、低音のコントロールを的確に行える。低音強化に興味があれば、当機能の有る無しのチェックはマストだ。

今回はここまでとさせていただく。次回も1DINメインユニットのトレンド解説を継続する。お楽しみに。

「サウンドユニット」の“チョイスのキモ”を徹底解析! Part3・メインユニット編 その3 1DIN機のトレンド解説 lll

《太田祥三》

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