ボッシュ、新開発の燃料電池車向けシステム出展へ…コネクテッドワールド2020

ボッシュの燃料電池開発現場
ボッシュの燃料電池開発現場全 6 枚

ボッシュ(Bosch)は、ドイツで2月19日に開幕する「コネクテッドワールド2020」に、燃料電池車向けに新開発した燃料電池システムを出展すると発表した。

ボッシュが新開発した燃料電池システムは、長距離走行が可能で、水素タンクの充填時間も短い。再生可能エネルギーを使用して生成された水素により、ゼロエミッション走行を実現する。

ボッシュは、スウェーデンのPowercell社と共同で、燃料電池スタックを商品化する予定だ。Powercell社は、スウェーデンのイェーテボリに本社を置く企業。2008年にボルボグループから分社した。すでにPowercell社は、トラックや自動車のプロトタイプ向けに、燃料電池を供給している。

ボッシュとPowercell社は、生産可能な固体高分子形燃料電池を共同で開発する。ボッシュは、共同開発した燃料電池をライセンスのもと、世界の自動車市場へ向けて生産する。スタックが加わることで、ボッシュの燃料電池のポートフォリオがそろうことになり、遅くとも2022年には燃料電池を市場投入することを目指す。

ボッシュは、水素と酸素を電気エネルギーに変換するスタックに加えて、燃料電池システムのすべての重要なコンポーネントを生産準備段階まで開発している、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る