DIATONE の音は“クルマ好き”の耳にどう響くのか Part 2…大阪オートメッセ2020会場で検証

『大阪オートメッセ2020』の会場で徹底検証! “DIATONE”デモカーの音は、“クルマ好き”たちの耳にどう響くのか…。  Part2
『大阪オートメッセ2020』の会場で徹底検証! “DIATONE”デモカーの音は、“クルマ好き”たちの耳にどう響くのか…。 Part2全 7 枚

去る2月14日から3日間にわたり開催された『第24回 大阪オートメッセ2020』の会場に、2台のメーカーデモカーを持ち込んだ“DIATONE”。これらのサウンドが、会場を訪れた“クルマ好き”たちの耳にどう響いたのかを取材してきた。そのリポートの後編をお届けする。

“DIATONE”のフラッグシップ機を用いて、「最高峰のサウンド」を紡ぎ出す!

今回“DIATONE”が展示したデモカーは以下の2台だ。1台は、“現実的なフルシステム”が積まれた「トヨタ・C-HR」、そしてもう1台は“ハイエンドフルシステム”が搭載された「メルセデス-ベンツ・A180 Sports」だ。今回は、こちらの音を聴いた来場者たちの声を紹介していく。

その前に、当車で使われている機材の顔ぶれを紹介しておきたい。まずメインユニットはもちろん、先鋭ハイエンド機、『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI』(税抜価格:26万8,000円)だ。当機をソースユニット兼プロセッサーとして使用している。そしてそれに、ドイツ発のハイエンドカーオーディオブランド“ブラックス”の上級パワーアンプ、『Matrix-MX4』を2台組み合わす。

使用スピーカーは“DIATONE”で統一している。フロントスピーカーにはフラッグシップ機、『DIATONE・DS-SA1000』(税抜価格:67万円)を、そしてサブウーファーには『DIATONE・SW-G50』(税抜価格:8万円)が採用されている。

これらを用いてどんな音が実現されているのかというと、それはズバリ、「“DIATONE”だからこその最高峰サウンド」だ。ゆえにスピーカーのインストールスタイルも、音のことが最優先に考えられた仕様となっている。ドアスピーカーは、振動板を内張りパネル面まで立ち上げる“アウター化”という手法で取り付けられているので、スピーカーから放たれる音をロスなく車室内に放出できる。トゥイーターも音質的に有利とされる場所の1つであるドアミラー裏に、角度を吟味してセットされている。

さて、この「メルセデス-ベンツ・A180 Sports」のサウンドは、来場者の心に刺さったのか否か…。

「“DIATONE”のイメージが変わりました。“生真面目”なだけじゃないんですね」

ところで、声を訊かせてもらった方々ははからずも、すべてがカーオーディオを愛好している方たちだった。当イベントがカーオーディオフリークに浸透していて、そして当車が経験者から注目されていることを実感できた。

最初に話を訊かせてくれた50代男性も、愛車にハイエンドシステムを積んでいるとのことだった。

「最新の“DIATONE”サウンドをチェックしたくて、試聴待ちの列に並びました。

聴いてみて、“DIATONE”の印象が変わりました。“生真面目”というイメージを持っていたんです。きっちりしているけれどどちらかというと硬いというか。柔らかい音が好みなので、自分向きではないかなと思っていました。

しかしこのクルマの音は“生真面目”なだけではなかったです。正確なのですが硬すぎず、質感も高くて耳当たりもとても心地良かった。温かみもありましたし。かつてのフラッグシップ機『DS-SA1』から『DS-SA1000』へと進化して、表現力が上がったんでしょうね。

“DIATONE”の音を見直しました。今後もマークし続けたいですね。システム変更に踏み切るときには、候補に挙げたいと思います」

「音が良いと通勤の時間が充実する。カーオーディオは欠かせない存在」

続いても、愛車にハイエンドシステムを搭載しているという上級者(40代男性)の声が訊けた。

「『大阪オートメッセ』には毎年足を運んでいます。気に入る製品を見つけ出そうといろいろなクルマの音を聴いています。とはいえシステム変更するにはコストが掛かりますので、当面は今のままでいいのですが(笑)。

このクルマでは『DS-SA1000』の音を確かめたかったんです。過去の『大阪オートメッセ』でも何度か“DIATONE”ブースには立ち寄っているのですが、これを搭載したクルマの音は聴けていないんですよ。いつも列が長くて断念していました。しかし今日はたまたま列が短めだったので、ラッキーでした。

率直に、良いスピーカーだと思いました。澄み切ったサウンドで、しかも繊細さも申し分なかった。価格もそれなりにするわけですが、それに見合う性能が確保されていると思いました。

クルマは通勤に使っていて、毎日1時間くらい乗っています。音が良いと、その時間が充実します。カーオーディオはなくてはならない存在です。そして、もっと良い音が聴けたならさらに運転が楽しくなると思うんですよね。なので、将来的にはシステムアップもしていきたいです。そのタイミングが来たら、『DS-SA1000』も検討したいですね。このスピーカーの性能は確かだと思いました」

「参考になりました。このクルマのサウンドを目標に、愛車の音も磨き込んでいけたら…」

「メルセデス-ベンツ・A180 Sports」は、“DIATONE”ユーザーからの注目度も高かった。フロントスピーカーに『DIATONE・DS-G20』を使用しているという20代男性からはこんな話が訊けた。

「カーオーディオ歴は8年くらいです。クルマに乗り始めた当初から、なんらか手を掛けてきました。今は市販ナビと外部プロセッサー、そして外部パワーアンプも使って『DS-G20』を鳴らしています。もっと良い音にしたいなと思っていて、その参考になればと思い、このクルマの音を聴いてみました。

良かったです。迫力が違いましたね。音圧もしっかり感じられて、そして音楽的な説得力も強かったです。切れ味も良くて。ボーカルも凄く生々しかったですし。そこにいるかのようでした。

やはり、スピーカーが高性能であることが効いているような気がします。欲しいですね。ただ、価格的には手を出しづらいですが(笑)。でも、いつかは使ってみたいです。このクルマの音を目指して、今後もコツコツと愛車の音も磨き込んでいきたいと思いました。参考になりました」

「音が良いと、楽曲の魅力が増しますね。ナビだけでも新しいモデルに換えたくなりました」

もう1人、“DIATONE”ユーザーから話を訊けた。この方は(50代男性)は、『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ80PREMI』をシステムの核に据え、フロントスピーカーには『DIATONE・DS-G50』を使用しているという。

「本格的にカーオーディオを始めたのは6、7年前です。今のシステムはその時から使っています。それ以前はDIYでスピーカー交換をしていたのですが、自分でやることに限界を感じてプロショップの門を叩きました。システムを積んで良かったです。クルマの中はプライベート空間なのでリラックスできます。その時間を大切にしたいと思っていて、音が良くなって一層有意義に過ごせるようになりました。

ところでこのクルマのサウンドは、愛車の音よりも数段上でしたね。いつもは好んで聴かないような曲が、良い曲であることに気づかされましたし(笑)。音が良いと、楽曲そのものの魅力も高まるんですね。

ナビもスピーカーも、新しいモデルに換えたくなりました。両方を同時に換えるのは予算的にも大変なので、まずはナビからですかね。音もそうですが、画面も大きくなっていますし、画質も上がっていて使いやすそうです。実は前々から欲しかったんですよ。じっくり考えてみます」

「メルセデス-ベンツ・A180 Sports」は、カーオーディオ上級者たち、そして“DIATONE”ユーザーたちの耳に、大いに刺激を与えたようだ。多くがこの音に触発され、さらなる高音質の獲得に思いを馳せていた。

“DIATONE”のデモカーは、さまざまなカーショーやカーオーディオイベントに出没する。クルマの中で良い音を聴くことに興味があれば、ぜひこれらの音を体感してほしい。聴けば、カーオーディオの楽しさが分かるはずだ。その機会に巡り会えたら、チャンスを逃すことのなきように。

『大阪オートメッセ2020』の会場で徹底検証! “DIATONE”デモカーの音は、“クルマ好き”たちの耳にどう響くのか…。 Part2

《太田祥三》

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