「乗客見守りシステム」の実証実験実施へ、車内カメラとAIを活用…あいおいニッセイ同和損保

デモンストレーションの流れ
デモンストレーションの流れ全 2 枚

あいおいニッセイ同和損保は、車内カメラとAIを活用した乗客見守りシステムに関する実証実験を3月13日(予定)、神戸市北区にて実施する。

昨今、国内ではMaaS実現に向けた実証実験が各地域で活発に行われており、オンデマンドバス等の新しい形態の移動サービスが期待されている。将来的には、自動運転車による移動サービス普及も想定され、その場合は乗務員不在時における乗客の安全・安心確保が必要となる。

実証実験では、米国・シリコンバレーに本社を置くmpathy.ai社が開発した「乗客見守りシステム(VRA)」をゴルフカート型の自動走行車両に搭載し、デモンストレーションを実施。乗客見守りシステムの技術面の検証および移動サービス運営事業者・乗客へのヒアリングを通じた社会受容性の検証を行う。

VRAは、3つのコア機能(感知・対話・学習と最適化)を持ち、車内に設置したカメラとAIを活用して乗客の状態を把握、乗客への注意喚起や乗客とのコミュニケーションを図ることで車内の安全・安心を保つ。具体的には、乗車時に本人を認識して「○○さん、ご乗車ありがとうございます」とまず挨拶し、出発前には装着状況を認識して「シートベルトをお締めください」と注意喚起。乗車中は「あと20分で到着します」「このルートは渋滞しています」など、周辺情報を認識して乗客に情報を提供。降車時はカバンなどの忘れ物を認識し「置き忘れがあります」といった注意喚起も行うことができる。

実証車両・機器等実証車両・機器等

同社では、自動運転車を活用した移動サービスの運営では、事故時等の対応に加えて、「平時の乗客見守り」が課題になるとし、今後、移動サービスにおける「見守り業務」を含めた保険会社の役割発揮のあり方について検討を進めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  2. トヨタ『クラウンセダン』は違う---水素を使う理由と苦労をチーフエンジニアが語る
  3. 女性向けキャンピングカー「Nomad Lux」デビュー 5月3日初公開
  4. シトロエン C3エアクロス 新型、間もなくデビューへ…ティザー
  5. ピアッジオが創立140周年、記念してペスパの特別仕様を発売---140台限定
  6. 日産『キャシュカイ』改良新型、表情を大胆チェンジ…欧州発表
  7. トヨタ プリウス、13万台をリコール…走行中にドアが開くおそれ
  8. レクサス最小の『LBX』は、「サイズ的ヒエラルキー」から脱却できたのか?
  9. 春爛漫の新潟に名車が集結…20世紀ミーティング2024春季「クラシックカー&バイクの集い」
  10. サスペンションの新常識! 1G締めがもたらす驚きの効果とは?~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る