新型コロナウイルス感染拡大で「お先真っ暗」---国内の新車販売激減、ホンダも埼玉工場で減産[新聞ウォッチ]

ホンダ狭山工場(資料画像)
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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

「動けぬ個人 冷える消費」---。新型コロナウイルスの感染拡大で、国内消費が冷え込んでいる現状について、きょうの日経が1面トップで報じているが、実に的を射た見出しである。

それによると、政府がイベント自粛を要請した2月26日以降は、行楽シーズンの3月末でも大都市圏のホテル宿泊プランの3割が値下げ。しかもその値下げ率は平均で約2割に達するという。一方、主要百貨店の2月売上高は前年同月比2ケタ減が相次ぎ、ベントや移動の自粛による日本経済への影響が懸念されるとも伝えている。

売上高が2ケタ減は百貨店ばかりではない。2月の国内新車販売台数は前年同月比10.3%減の43万0185台。消費税率が引き上げられた昨年10月から5カ月連続の減少で、さらに、新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけて販売店への来客数が激減しているようだ。メーカー別を見ると、登録車では日産自動車が22.3%減、ホンタが20.9%減、三菱自動車も20.7%減といずれも2割以上の落ち込み。

そのホンダは、埼玉県にある狭山工場と寄居工場で3月の生産台数を当初計画より減らすという。きょうの日経が1面で「ホンダ、国内で生産調整、埼玉2工場、中国製品部品滞る」と報じている。

また、産経も、日産自動車の子会社で日産自動車九州の工場も3月の土日と6日の稼働を停止。日産車体の湘南工場も3日と7日の操業を止めると伝えた。いずれも「新型コロナウイルスによる肺炎の影響で中国から部品供給が不安定なため」としているが、在宅時間が増えれば販売店を訪れる機会も失い、新車販売にも大きな打撃を受ける。消費増税と感染拡大のダブルパンチで急ブレーキがかかり「お先真っ暗」と言わざるを得ない。

2020年3月3日付

●新型肺炎 若い世代拡散リスク、感染気づかず活動(読売・1面)

●2月新車販売10.2%減(読売・7面)

●日銀「潤沢に資金供給」総裁談話、東証、一転200円上昇(朝日・3面)

●羽田に直結複合開発プロジェクト、高級ホテルに天然温泉、来月21日開業(朝日・19面)

●BMW、3.5万台リコール(朝日・27面)

●ホンダ埼玉工場で減産、日産九州は土日稼働停止(産経・13面)

トヨタ・ライズトヨタ・ライズ●小型SUV競争激化、トヨタ「ライズ」販売首位、価格とサイズで人気(産経・13面)

●動けぬ個人冷える消費、新型コロナ自粛の影響懸念(日経・1面)

●スバル、コンテナハウス会社売却(日経・13面)

●津賀改革「未完」9年目に、パナソニック社長留任へ(日経・14面)

《福田俊之》

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