物流会社のアサヒロジスティクスは2月26日、女性ドライバーを支援するため、同社が開発した女性専用トラック「クローバー」を導入すると発表した。3月24に滑川福田センター(埼玉県比企郡滑川町)で納車式を実施する。
女性専用トラック、クローバーは、アサヒロジスティクス社内で企画された。実際にトラックに乗務している女性ドライバーからヒアリングし、 女性ならではの視点で選んだ装備やデザインを取り入れた。
トラックの名称であるクローバーを取り入れたオリジナルデザインを採用、カーテンや小物入れなど、 女性の「快適」を考えた装備品を装着する。女性の身長にあわせてラッシング(荷物を固定させる)ベルトの収納フックを通常より低い高さに設置する。
同社では愛川物流センター(神奈川県愛甲郡)に1台、神奈川営業所(神奈川県相模原市)に2台導入する。1号車のベースは日野の小型トラック『デュトロ』、架装業者はデュプロ。今後は中型の日野『レンジャー』やいすゞ『フォワード』への展開も検討される。
人手不足に悩む物流業界。出典:国土交通省「物流を取り巻く現況について」から孫引き物流業界ではトラックドライバーが不足する中、女性ドライバーに期待している。女性が働きやすいトラックを導入して女性が活躍する場を広げる。今後、 乗務した女性ドライバーからの意見を聞いて改善を続けながら、 全拠点に展開していく計画。