グッドイヤー、未来のタイヤは自己再生が可能…ドライバーの運転スタイルにも適合[動画]

グッドイヤーの自己再生型コンセプトタイヤ「reCharge」
グッドイヤーの自己再生型コンセプトタイヤ「reCharge」全 4 枚

グッドイヤー(Goodyear)は、自己再生型コンセプトタイヤの「reCharge」を発表した。カスタマイズされたカプセル(カートリッジ)により、タイヤを自己再生できる、としている。

画像:グッドイヤーの自己再生型コンセプトタイヤ「reCharge」

このコンセプトタイヤは、タイヤ自らが環境に適応、変化し、ユーザーのモビリティニーズに応えるために開発された。reChargeコンセプトタイヤは、多くの革新的な特長を備えている。

reChargeコンセプトタイヤの核となるのは、再充填が可能で、生成分解できるトレッドコンパウンドだ。個々のカプセル(カートリッジ)による再充填が可能となるため、タイヤ交換のプロセスが簡単になる。カスタマイズされた液体コンパウンドを含有したカプセル(カートリッジ)を充填することで、トレッドを再生し、天候や路面の状態、ドライバーの運転スタイルにも、時間の経過とともにタイヤが適応することを可能にする。

AI(人工知能)により、個々のドライバーのプロフィールが生成され、カスタマイズされた液体コンパウンドが作成される。これにより、利用者の用途に合わせて調合されたコンパウンドが生成される。

コンパウンドは、生物由来物質を原料とし、世界で最も強力な天然素材の一つである蜘蛛の糸から発想を得た繊維で強化されている。これにより、耐久性が極めて高く、100%生分解が可能なものとなっている。

また、再充填可能なカプセルを使うことで、タイヤ交換のプロセスが簡単になるだけでなく、軽量なエアレスフレームがトレッドを支えるトール・アンド・ナロー形状となる。これは、薄くて頑丈なメンテナンスを要さない構造であり、これにより、空気圧のメンテナンスやパンクに費やす時間が無くなるという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. “変な”ジャパンモビリティショー2025、失望と希望…海外報道
  2. 初代『セリカ』が創刊号、全長20cmの1/18スケール国産名車コレクション…アシェットが2026年1月発売
  3. VW『ゴルフ』復権へ、Mk. 9は完全電動化! ところがエンジン搭載バージョンも?
  4. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  5. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る