JR北海道が札沼線のツアー列車を中止に…『瑞風』『SL「やまぐち」号』も3月中の運行は中止 新型コロナウイルス感染拡大防止対策

札沼線の終点・新十津川駅。同駅には観光案内所も設置されているが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月2日から営業時間が、列車が発着する前後の9時15分~10時15分のみとされている。
札沼線の終点・新十津川駅。同駅には観光案内所も設置されているが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月2日から営業時間が、列車が発着する前後の9時15分~10時15分のみとされている。全 4 枚

JR北海道は3月10日、札幌発着で予定されていた札沼線(学園都市線)廃止区間(北海道医療大学~新十津川)へのツアー列車運行を中止すると発表した。

北海道内では、100人を超える新型コロナウイルスの感染者が確認されており、3月10日時点で108人とされている。

これを受けて、JR北海道としても感染拡大防止の措置に踏み切ることになり、3月28日出発で予定されていた「『新十津川号』で行く新十津川町への旅」、4月4・5日出発で予定されていた「札沼線4町号に乗る当別町・月形町・浦臼町・新十津川町への旅」が運行中止となる。いずれも、観光列車仕様のキハ40形2両編成での運行が予定されていた。

この他の鉄道事業者でも、観光列車の運行中止やイベントの中止が依然続いており、JR東日本では、4月8・15日にえちごトキめき鉄道を含む新潟~高田間で予定されていた、JR東日本新潟支社の新型観光列車『海里』の運行が中止に。

JR西日本では、3月16日出発分までとしていた『TWILIGHT EXPRESS 瑞風』の運行中止を3月30日出発分まで延長。3月20日から2020年シーズンの運行開始を予定していた山口線の『SL「やまぐち」号』についても3月中の運行を中止する。

JR四国では「伊予灘ものがたり」「四国まんなか千年ものがたり」「ゆうゆうアンパンマンカー」「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」といった観光列車の3月中の運行を中止する。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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