沖縄のレンタカー会社が倒産 新型コロナウイルスで観光客減

東京商工リサーチは3月23日、沖縄県でレンタカー事業を展開するニューステップが民事再生法の適用を申請したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で、観光客が減少しているためで、沖縄県で新型コロナウイルス関連倒産は初めて。

ニューステップは「アクアレンタカー」の名称で那覇市や宮古島市でレンタカー事業を展開していた。保有車両は約400台。「格安レンタカー」として那覇空港や赤嶺駅への無料送迎サービスを提供、沖縄県への観光客の増加を背景に2017年5月期の売上高は3億6142万円と成長してきた。また、台湾からの観光客確保に力を入れた2019年5月期には売上高が6億0579万円まで増えたものの、リース料を含めた経費負担が重く、営業損益は101万円の赤字を計上した。

2019年3月には代表者が交代し、経営コンサルタントの指導を受けていたが、新型コロナウイルスの感染拡大による旅行自粛の影響から2020年3月は大幅な減収が予想され、リース債務を中心に予定通りの債務弁済が出来なくなると判断、民事再生法を申請した。

負債総額は債権者84者に対して3億9038万円。

《レスポンス編集部》

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