[サウンドチューニング・イコライザー編]本格タイプの操作方法 その1

「イコライザー」の設定画面の一例(クラリオン・フルデジタルサウンド)。
「イコライザー」の設定画面の一例(クラリオン・フルデジタルサウンド)。全 1 枚

カーオーディオをより良い音で楽しむための頼れる存在である「サウンドチューニング」について、そのあらましから操作方法までを紹介している当コーナー。現在は「イコライザー」について解説している。今回からは、“本格タイプ”の操作方法を説明していく。

さて、ここで言う“本格タイプ”とはどのような「イコライザー」なのかと言うと…。ここでは、「13バンドタイプ」以上の「イコライザー」をそうくくって解説していこうと思う。

ちなみに、AV一体型ナビやオーディオメインユニットの中の「サウンドチューニング機能」が充実しているモデルになると、「イコライザー」は「13バンドタイプ」が搭載されることが多くなる。そして、それより高機能なモデルになると、バンド数は一気に増えて「31バンドタイプ」となる。その中間タイプが存在していない理由は定かではないが、「13バンドタイプ」よりも上級な「イコライザー」を使いたいと思ったら、その上は「31バンドタイプ」となるのだ。そしてここではその両方を“本格タイプ”と呼ぶ、という次第なのだ。

とはいえこの両者の実力差は結構大きい。というのも人間の可聴範囲は20Hzから20kHzと言われていて、この全範囲は音程に置き換えると10オクターブ分に相当している。ということは「13バンドタイプ」の場合は、1オクターブの約75%分の間隔で各バンドが並んでいることになるのだが、「31バンドタイプ」では、1/3オクターブ刻みで各バンドが並んでいるという計算になる。後者の方が、ずっと詳細に調整できる。

しかしながら「13バンドタイプ」でも、周波数特性の乱れを正そうとする使い方も、案外できる。入門者にとってはむしろ、こちらの方が扱いやすい。そして操作のコツは両方に共通する。なので、これらをひとくくりにして解説していこうと考えている、というわけなのだ。

ちなみにプロは、経験に則して聴感である程度周波数特性の乱れを感じ取りながら「31バンドタイプ」を操作する。そしてさらにはプロ用の“測定器”も活用して「31バンドイコライザー」を使いこなす。

しかしユーザーレベルでは、聴感で特性の乱れを把握するのは困難で、高度な測定器を入手するのも難しい。しかし、コツはある。そしてそのコツが掴めてくると、案外なんとなくでも使えるようになってくる。当コーナーではそういった入門者向けの操作の“勘どころ”を、1つ1つ紹介していこうと思っている。

具体的な解説は、次回より開始する。お楽しみに。

『ザ・サウンドチューニング』 第2章・イコライザー編 その5 “本格タイプ”の操作方法

《太田祥三》

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