豊田通商が電動化対応を強化…モーターコイル開発会社に資本参加

ASTコイルの概要
ASTコイルの概要全 1 枚

豊田通商は、電動化対応を強化するため、革新的なモーターコイルであるASTコイル技術を手がけるアスターに資本参加した。3月30日に発表した。

アスターは従来の巻線コイルにはない、形に自由度をもたせた成形を特徴とするASTコイル技術を開発した。ASTコイル技術が開発されたことで、モーター内の導体占積率を飛躍的に向上し、従来の技術の延長線上では対応が難しかった、高出力化・小型化・低抵抗の高効率モーターを実現ができるようになった。

豊田通商は、重点分野であるネクストモビリティ戦略の一つとして「電動化の加速への対応」を進めている。今回のアスターへの出資で、ASTコイルの本格事業化を支援する。また、次世代車載モーターへの搭載を実現することで、モビリティをはじめとした電動化の主要部品である高性能なモーターの安定供給を進める。

アスターは、2019年6月に秋田県横手市に新工場を設立し、ASTコイルの量産体制構築に取り組んでいる。

豊田通商の社内ファンド「ネクストテクノロジーファンド」がアスターが発行する第三者割当増資を引き受けた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る