医療崩壊を防げ、療養病床キャンピングカーのレンタル開始 Japan C.R.C.

防災キャンピングカー、CRCオリジナル車両『ロビンソン 771』(車両イメージ)
防災キャンピングカー、CRCオリジナル車両『ロビンソン 771』(車両イメージ)全 4 枚
ジャパンキャンピングカーレンタルセンター(Japan C.R.C.)を運営するキャンピングカー株式会社は、待合室や休憩室としても利用できる防災キャンピングカーの医療機関・自治体への貸出受付を4月2日より開始した。

同社では自治体やインフラ企業と防災協定を締結し、災害時に速やかに派遣できる「防災キャンピングカー」の整備を進めている。今回、新型コロナウイルス感染拡大により、診察待機者が急増している現状を受けて、「療養病床」としても利用可能な防災キャンピングカーの医療現場への投入が急務と判断。医療機関・自治体を対象にキャンピングカー貸出しの受付を開始した。

貸し出すキャンピングカー車両は一般レンタル車両より厳選した療養病床専用車両となる。サブバッテリーで電子機器や家電が利用できるほか、外部充電を装着することで人口呼吸器や酸素マスク等の医療機器も使用可能。ベンチレーター(換気扇)を回せば換気効果も高く、備え付けのシェード(目隠し)でプライベート空間も確保。臨時の待合室や休憩室、診察室としても使用できる。

さらに療養病床専用車両に最適なオプションも用意する。「ラップポン」は水を使わず臭いと排泄物をラップで密封し、衛生的に処理できるポータブル型自動ラップ式トイレだ。簡単に持ち運べ、災害時のほか、介護やレジャーの分野でも活躍。自治体、企業に多く採用されている。INTEX社のエアベッドは、起毛加工で手触りも良く、空気量によって好みの硬さに調整可能。内蔵する電動ポンプやフットポンプで約3分以内に完成する簡易ベッドだ。

療養病床キャンピングカーのレンタル料金は1日あたり1万5000円より(60日間プランの場合)。貸し出し対象エリアは東京、大阪、北海道、岡山となる。

《纐纈敏也@DAYS》

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