【スバル WRX STI EJ20ファイナルエディション】さらばEJ20エンジン、30年目の集大成[詳細画像]

スバル WRX STI ファイナルエディション
スバル WRX STI ファイナルエディション全 46 枚

スバルの主力エンジンであるEJ20型水平対向エンジンの最後を飾る『WRX STI EJ20ファイナルエディション』。1989年『レガシィ』に搭載されて以来スバルの走りを支えてきたEJ20水平対向エンジンは、2019年をもって生産終了した。勇退を飾るWRX STI EJ20ファイナルエディションは555台限定での抽選販売となった。

EJ20、30年目の答え

スバル WRX STI ファイナルエディションスバル WRX STI ファイナルエディション搭載される2.0リットルEJ20型水平対向エンジンは、「走る、曲がる、止まる」というクルマの原点に立ち返り、左右対称、低重心で回転バランスに優れていた。極限の状態で世界中のライバルとしのぎを削る世界ラリー選手権(WRC)で培われた技術を量産車の開発に落とし込むことで、生産終了に至るまでの間燃焼効率やターボの過給など様々な改良が続けられてきた。

スバル WRX STI ファイナルエディションスバル WRX STI ファイナルエディション30年に渡りスバルを量産車のみならずモータースポーツの世界でもスバルの走りを支え続けてきたEJ20型水平対向エンジンの集大成ともなるファイナルエディションはベース車両のWRX STI タイプSと比べ、ピストンとコンロッドの重量公差50%低減、クランクシャフトの回転バランス公差85%低減、フライホイールとクラッチカバーの回転バランス公差50%低減と最後を飾るにふさわしい仕様に磨き上げられた。エンジンルーム中央には、“EJ20 Final Edition”と書かれたオーナメントが鎮座する。駆動方式にはAWD、トランスミッションは6速MTが採用されている。2.0リットル水平対向エンジンEJ20が発生させる最高出力は308PS、最大トルクは422Nm。

ラリーの世界に思いを馳せるエクステリア

スバル WRX STI ファイナルエディションスバル WRX STI ファイナルエディションEJ20ファイナルエディションの足回りには、WRCを席巻したスバルのWRカーを思わせるゴールド塗装されたBBS製19インチ鋳造アルミホイールやSTIロゴが描かれたシルバー塗装のブレンボ製4輪ベンチレーテッドディスクブレーキ。また、エアアウトレットグリルとチェリーレッドストライプ付きリヤバンパーフロントグリルやサイドガーニッシュにはSTIのエンブレムなどを装備。画像の車両には、STIのフロントアンダースポイラーやサイドアンダースポイラー、リヤサイドアンダースポイラー、リアアンダースポイラーといったエアロパーツを装備している。外装色は、WRブルー・パール、クリスタルホワイト・パール、クリスタルブラック・シリカの3色を設定。

フルパッケージはレカロシートを装備

スバル WRX STI ファイナルエディションスバル WRX STI ファイナルエディションインテリアには、ハイグロスブラックベセルにシルバーステッチが施されたウルトラスエード巻ステアリングホイールや艶消しカーボン調インパネ加飾パネルなどを採用。設定されている“フルパッケージ”グレードには、シルバーのステッチとアクセントが入ったウルトラスエードと本革を使用したレカロ製フロントシートが搭載される。また、後側方警戒支援システムや自動防眩ルームミラー等のアドバンスドセイフティパッケージを装備している。

スバル WRX STI ファイナルエディションスバル WRX STI ファイナルエディションWRX STI EJ20 ファイナルエディションの価格は452万1000円、フルパッケージは485万1000円となっているが、2019年11月11日をもって555台限定の優先購入券の申込みは終了している。

《滑川寛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アストンマーティンの新型『ヴァンテージS』がSNSで話題に、「これで攻めたら絶対楽しい」「乗れる男になりたい」など期待の声
  2. カーボンで武装した“走り”のロールスロイス、英アーバンが約9000万円で発売へ
  3. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  4. 車内すっきり! ワンタッチでCarPlayがワイヤレスに、「OTTOCAST MINI」発売
  5. 「アルテッツァジータの再来か?」レクサスの新型『ES』にワゴン導入の噂、SNSでは「夢がある」など反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る