アウディ e-tron スポーツバックに導入記念限定車、バーチャルミラー標準…今春欧州発売へ

Sラインをベースに内外装を特別仕立てに

車両を予測的に加減速することが可能

12.3インチのアウディバーチャルコックピットを標準装備

アウディ e-tron スポーツバック の「エディション1」
アウディ e-tron スポーツバック の「エディション1」全 18 枚

アウディは、新型EVの『e-tron スポーツバック』(Audi e-tron Sportback)の導入記念限定モデル、「エディション1」を今春、欧州で発売すると発表した。

Sラインをベースに内外装を特別仕立てに

エディション1は、「Sライン」エクステリアをベースにしている。バーチャルエクステリアミラー、アルミ調アタッチメント、21インチ専用ホイール、オレンジのブレーキキャリパー、パノラマガラスサンルーフが標準装備されている。ボディカラーは、プラズマブルーとした。

照明付きフロントドアシルトリムは、モデル名のエディション1のロゴを地面に投影する。インテリアは、ヴァルコナレザー製の専用モナコグレーシートカバー付カスタマイズドコンツァーシートと、ヴァルコナレザー製のスポーツシート付きSラインインテリアから選択できる。さらに、フロント3Dサウンドを備えた「Bang & Olufsen」のプレミアムサウンドシステム、「Tour」アシストパッケージ、フロントとリアのダイナミックターンシグナルとダイナミックライトシナリオを備えたマトリクスLEDヘッドライトが採用されている。

車両を予測的に加減速することが可能

アシストパッケージのTourのハイライトは、車両の加速と減速をサポートするアダプティブクルーズアシストとエフィシェンシーアシスタントだ。エフィシェンシーアシスタントは、車載センサー、ナビゲーションシステム、「Car-to-X」サービスからのデータを使用し、アクセルペダルから足を離した方が効率的に走行できる場合は、その情報をドライバーに通知する。エフィシェンシーアシストは、アダプティブクルーズアシストと道路標識認識機能を組み合わせることによって、車両を予測的に減速し加速させることもできる。アウディ e-tron スポーツバック の「エディション1」アウディ e-tron スポーツバック の「エディション1」

Tourパッケージには、ターンアシスト、衝突回避アシスト、エマージェンシーアシストも含まれている。アウディは、パークアシスト、ナイトビジョンアシスト、ドライバーが複数のビューを選択できる360度カメラも用意している。

e-tron スポーツバックのドライバーアシストシステムは、セントラルドライバーアシスタンスコントローラーによって集中的に管理されている。このコントローラーは、車両周囲の環境モデルを連続的に計算する。選択したオプションに応じて、最大5台のレーダーセンサー、5台のカメラ、12台の超音波センサーから、データを受信する。

Bang & Olufsen のプレミアム3Dサウンドシステムは、人工的な効果を加えることなしに、まるでコンサートホールにいるような臨場感を生み出す。インフォテインメントモジュールは、接続機能、音質、ワイヤレス充電の点でベンチマークを設定する「アウディフォンボックス」が採用される。

マトリクスLEDヘッドライトは、インテリジェントなハイビームコントロールを備えたLEDヘッドライトだ。これにより、「e-tron」シグネチャーを備えたデイタイムランニングライトや、フロントとリアのダイナミックターンシグナルといった追加機能が利用できる。車両をロック/アンロックすると、ヘッドライトとテールライトが表現力豊かに発光する。アウディ e-tron スポーツバック の「エディション1」アウディ e-tron スポーツバック の「エディション1」

12.3インチのアウディバーチャルコックピットを標準装備

12.3インチの「アウディバーチャルコックピット」も標準装備されている。1920×720ピクセルの高解像度ディスプレイは、ステアリングホイールの「View」ボタンを使用して、2つのディスプレイモードを切り替えることができる。

ドライバーは、2つのタッチディスプレイによる操作に加えて、日常会話にも対応したボイスコントロールを使用して、数多くの機能を起動することができる。システムは、日常的な会話によるボイスコマンドを理解することも可能。必要な場合には、ダイアローグマネージャーから質問が発せられて、ユーザーがコマンドを修正したり、いくつかの選択肢が示されたりする。同時に、コマンドが途中で途切れた場合でも、内容の確認を行う。ボイスコントロール機能は、車両に保存された情報だけでなく、クラウドの詳細な知識にもアクセスして応答する。

ドイツ仕様には、「MMIナビゲーションプラス」と「DAB+デジタルラジオ」が標準装備されている。最上位に位置するこのインフォテインメントシステムは、高速データ通信方式のLTEアドバンスト規格に対応し、乗員のモバイル機器を接続できるWi-Fiホットスポット機能を備えている。このナビゲーションシステムは、以前に走行したルートを参照してインテリジェントな目的地の提案を行う。ルート計算は、車載のシステムを介して行われるか、マップのサーバー&ナビゲーションプロバイダーの「HERE」を経由し、交通状況に関するリアルタイムデータを活用ながらオンラインで行われる。

幅広い「Audi Connect」ナビゲーションとインフォテインメント機能は、ルートガイダンスを理想的に補完する。そのハイライトには、オンライン交通情報、「Google Earth」によるナビゲーション、e-tronルートプランナー、ハイブリッドラジオ、Car-to-Xサービスが含まれる。

Car-to-Xの最新のサービスは、オンストリートサービスと呼ばれるもので、道路沿いの空き駐車スペースや信号機の情報が提供される。一部の都市でサービスが開始されている信号機情報に関しては、車両と交通管制システムの中央コンピュータ接続し、アウディのバーチャルコックピットに情報を表示することができる。それにより、予測的かつ効率的な走行が可能になり、スムーズな交通の流れを促進する、としている。
動物のリアル『REANIMAL』 > 飼いたいと思ってる方も

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る