Appleマップによるモビリティデータを自治体などに提供へ 新型コロナ対策

Appleマップのナビゲーションデータを集計して都市、国や地域の移動傾向を提供(イメージ)
Appleマップのナビゲーションデータを集計して都市、国や地域の移動傾向を提供(イメージ)全 3 枚

Appleは4月14日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大を防止する世界各地での活動を支援するため、Appleマップによるモビリティデータを利用できるツールを提供すると発表した。

[写真:4月14日、東京の風景]

モビリティデータは、人がコミュニティ内で徒歩や自動車、公共交通機関を利用して移動する量の変化を表示するもので、自治体や保健当局が新たな公共政策の基盤として利用してもらう。

Appleマップでは、プライバシーに配慮してモビリティデータとユーザーのApple IDとを関連付けず、Appleはユーザーの移動先に関する履歴も保存しない。新しいウェブサイトでは、Appleマップの使用状況を集計したデータを利用し、主要都市と63の国・地域の移動傾向を表示する。

Appleマップで経路が検索された回数と収集されたデータとを比較することで、徒歩、自動車、公共交通機関での人の移動量の変化として世界各地のデータに反映される。利用可能な都市、国、地域は、1日あたりの経路の検索回数の下限など、いくつかの要因に応じて決まるとしている。

《レスポンス編集部》

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