ヒア、コネクトカーから人の移動を推定…新型コロナの感染拡大防止、イタリア政府を支援

4月8日、ベルガモ
4月8日、ベルガモ全 2 枚

ヒア(HERE)は4月14日、人々の移動や移動距離の変化を推定するビッグデータソリューションを開発し、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の防止に取り組むイタリア政府を支援すると発表した。

このビッグデータソリューションは、位置データとデジタル地図サービスを手がけるヒアと、イタリアの電力大手のEnel Xが共同開発した。「シティ・アナリティクス・モビリティ・マップ」と呼ばれる。

このソリューションでは、コネクテッドカーのセンサー、ナビゲーションシステム、モバイルアプリ、政府機関が持つ匿名情報などを集約して、位置データを表示する。このデータを処理することによって、新型コロナウイルスの感染拡大前の2020年1月と比較した人々の移動や移動距離の変化が分かるという。

イタリア政府や当局は5月31日まで、このビッグデータソリューションに無料でアクセスできる。ここで得た情報を利用して、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、重点的に取り組むエリアを特定する。

ヒアは、位置情報を活用して世界的な新型コロナウイルスの感染拡大と戦い、Enel Xとともにイタリア国民のプライバシーを保護しながら、新型コロナウイルスの拡散を封じ込めるイタリア政府の活動を支援していく、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る