レクサス、「NX450h+」を欧州で商標登録…PHVの可能性

レクサス NX300h(欧州仕様)
レクサス NX300h(欧州仕様)全 3 枚

レクサスが、欧州で「NX450h+」という名称を商標登録していたことが分かった。欧州連合知的財産庁(EUIPO)の公式サイトに記載されている。

レクサスは「h」という呼称を、ハイブリッド車に使用している。『NX』の場合、「NX300h」グレードがハイブリッド車になる。

「NX450h+」は、NXのラインナップの頂点に立つ新グレードと見られる。「+」という呼称は、プラグインハイブリッド車(PHV)を意味している可能性がある。

すでにトヨタは欧州で、新型『RAV4』のPHVパワートレイン搭載車を発表している。同車には、新型『RAV4ハイブリッド』の直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジンに、強力なモーターを組み合わせており、「TNGA」による新型2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジーにより、優れた動力性能や低燃費を追求している。

エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、306hpのパワーを引き出す。この数値は、新型RAV4ハイブリッドの222hpに対して、84hpの上乗せとなる。駆動方式は、電気式4WDシステムの「E-Four」とした。最新のE-Fourは、トヨタのAWD-iインテリジェント電動4WDシステム。電気で駆動する後輪の最大トルクを、増やしたのが特長で、走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新制御を採り入れ、高い走破性と優れた操縦安定性を可能にしている。

強力なPHVパワートレインを得た新型RAV4のPHVは、0~100km/h加速を6.2秒で駆け抜ける。新型RAV4ハイブリッドの0~100km/h加速8.1秒に対して、およそ2秒の短縮を果たした。トヨタによると、0~100km/h加速6.2秒と306hpのパワーは、RAV4史上、最速かつ最強という。

この強力なPHVパワートレインが、レクサスNXにも搭載され、NX450h+のグレード名で、欧州市場に投入される可能性がある。
いま注目の写真:トヨタ・ハリアー新型のインテリア

《森脇稔》

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