GMが人工呼吸器を量産開始、フォードモーターは移動式の検査車両を提供…新型コロナウイルス

GMが量産を開始した人工呼吸器
GMが量産を開始した人工呼吸器全 6 枚

GMは米当局から3万個の人工呼吸器を受注

GMは4月14日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大で不足している人工呼吸器の量産を、米国で開始した、と発表した。

GMは、人工呼吸器を製造する米国の医療機器メーカーのベンテック・ライフ・システムズ社と協力。GMの生産、調達、物流の専門知識を活用しながら、人工呼吸器を生産する。

すでにGMは、米国保健社会福祉省から、3万個の人工呼吸器の受注を獲得している。GMはココモ工場の製造ラインを改修。1000人を超える人員を採用し、新型コロナウイルスの感染を防ぐ対策を施したうえで、人工呼吸器を生産する。

4月は600個以上の人工呼吸器を出荷し、3万個の受注のほぼ半分が、6月末までに生産できる見通し。8月末までに、すべての受注分の生産が完了する予定だ。GMは必要に応じて、8月以降により多くの人工呼吸器を生産することもできる、としている。

フォードモーターはドライブスルー検査を支援

フォードモーター(Ford Motor)は4月15日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染の疑いのある米国の人々を検査するために、移動式の検査車両を提供した、と発表した。

この取り組みは、3月20日に米国ミシガン州デトロイトとディアボーンで開始された新型コロナウイルスのドライブスルー検査の延長にあるものだ。現在までに、医療従事者とボランティアによって、合計3300人の警察官、消防士、医療従事者が検査を受けた。

フォードモーターは、移動しながら行える検査をサポートするために、テント、衛生設備、バッテリー、Wi-Fiネットワークを装備した車両を提供している。車両には、医療器具を含めた新型コロナウイルスの検査キットが、搭載されている。

フォードモーターが提供した車両は、1日あたり最大100人を検査でき、検査結果は24~36時間以内に通知される、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  3. 東京外環道、千葉県内の4つのインターチェンジがETC専用に…9月2日から
  4. なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
  5. トヨタ『GRヤリス』にモータースポーツ由来の空力パーツ採用!「エアロパフォーマンス」誕生
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る