カルマ初のEV、『レヴェーロ GT E』発表…0 96km/h加速は3.9秒以下

次世代電動車向け車台をベースに開発

航続は483kmで後日644km仕様が登場予定

米国市場での発売は2021年春ごろ

カルマ・レヴェーロ GT E
カルマ・レヴェーロ GT E全 9 枚

カルマオートモーティブは4月16日、初の市販EVとなるカルマ『レヴェーロGT E』(Karma Revero GT E)を発表した。

【画像全9枚】

カルマオートモーティブは、プラグインハイブリッド(PHV)の4ドアスポーツカー、『カルマ』を製造・販売していたフィスカーオートモーティブの破産後の資産を買収する形で、2014年に米国カリフォルニア州に設立された。現在、カルマ後継車の『レヴェーロGT』などを生産・販売している。

次世代電動車向け車台をベースに開発

カルマオートモーティブ初の市販EVとなるレヴェーロGT Eは、自動運転に対応した次世代電動車向け車台の「カルマ Eフレックス」プラットフォームをベースに開発された。このプラットフォームは、自動運転のユーティリティバンから、実用車、高性能スーパーカーまで、幅広い車種に対応できる柔軟性を備えているのが特長だ。

カルマオートモーティブによると、カルマ Eフレックスプラットフォームは、さまざまなバッテリーやモーター駆動ドライブシステムをカバーする最大22のバリエーションが展開可能という。カルマ Eフレックスプラットフォームにより、自動車メーカーは開発コストを大幅に抑えて、電動車市場に迅速に参入できるという。

また、カルマ Eフレックスプラットフォームをベースに、レヴェーロGT Eを開発することにより、持続可能なソリューションに興味を示した顧客に対して、独自のプラットフォームテクノロジーに関心のあるパートナー企業や、別のモビリティオプションを紹介できるという。

航続は483kmで後日644km仕様が登場予定

レヴェーロGT Eは、カルマの「レヴェーロ」ファミリーの4番目のモデルとして、『レヴェーロ』、レヴェーロGT、『レヴェーロGT S』に続く第4のモデルになる。レヴェーロGT Eには、カルマオートモーティブが蓄積してきたエンジニアリングやテクノロジーが反映されている。

レヴェーロGT Eに搭載されるモーターのスペックは、現時点では公表されていない。電子トルクベクタリング機能を備えており、0~96km/h加速は3.9秒以下で駆け抜ける。

バッテリーは、ニッケルマンガンコバルトリチウムイオンだ。2つの仕様が用意されており、標準的な蓄電容量75kWhの場合、1回の充電での航続は、最大およそ322kmの性能を備える。

オプションで、蓄電容量100kWhのバッテリーが選択できる。この場合、1回の充電での航続は、最大およそ483kmに拡大する。2021年後半には、1回の充電での航続が、最大およそ644kmの「ハイパーレンジバージョン」と呼ばれるロングレンジモデルを追加する計画。ハイパーレンジバージョンの詳細は、後日発表される予定だ。

バッテリーの充電は、出力11 kWのAC充電を使用して、フル充電にひと晩かかる。出力150kWのDC急速充電を使用すると、30分以内にバッテリーの80%の容量を充電できる。

レヴェーロGT E には、カルマオートモーティブの最新デザイン言語が導入されている。また、最適なレベルのパフォーマンスとテクノロジー、ラグジュアリーな機能を備えている。

米国市場での発売は2021年春ごろ

レヴェーロ GT Eは、レヴェーロファミリーと同じく、米国カリフォルニア州モレノバレーにある同社の製造施設「カルマ・イノベーション&カスタマイゼーションセンター(KICC)」で、大部分が手作業で組み立てられる。同社のカリフォルニア州アーバイン本社で、開発と設計、エンジニアリングが行われた。

カルマオートモーティブは、数か月以内にレヴェーロ GT E の予約受注を開始し、米国市場での発売は2021年春頃を予定している。中国とヨーロッパでは、2021年秋ごろ、発売される予定だ。

カルマオートモーティブによると、レヴェーロ GT Eは、カルマの未来を提示するものであり、レヴェーロ GTの成功を受け継ぐ1台になるという。レヴェーロGT Eは、成長するラインナップに多様性を与え、純粋なオールエレクトリカルテクノロジーの新時代の到来を告げるものになる、としている。

《森脇稔》

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