米トヨタ、50万個のフェイスシールドを6月までに生産し寄付…新型コロナウイルス対策

米トヨタが生産しているフェイスシールド用ヘッドバンド
米トヨタが生産しているフェイスシールド用ヘッドバンド全 3 枚
トヨタ自動車(Toyota)の米国部門のトヨタモーターノースアメリカは、新型コロナウイルス感染症に対応する医療従事者向けに、50万個のフェイスシールドを6月までに生産し、寄付すると発表した。

トヨタは3月下旬、フェイスシールドの出荷を開始した。現在、アラバマ州、ケンタッキー州、ミシガン州、テキサス州の各工場において、1日あたり約1万3000個のフェイスシールドを生産している。

トヨタが生産したフェイスシールドは、医療施設をはじめ、州の保健当局、州の配給センターに出荷。18州の約73団体に、トヨタ製のフェイスシールドが届けられている。

フェイスシールドの開発には、3Dプリンターが活用された。3Dプリンターを使用して、フェイスシールド用のヘッドバンドを製作している。さらに、レーザーカッターによって、大型のプラスチック製シートを切り出し、ヘッドバンドに簡単に取り付けられるシールドを生産。1日あたり200のシールドキットを生産し、出荷している。

また、米トヨタのチームは、従来よりも高速でヘッドバンドを生産できる射出プラスチック金型を開発した。トヨタによると、通常の状況下では、金型の開発に8~10週間を要するが、今回は5日以内に完成させたという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  4. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  5. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る