ジャガー・ランドローバー、フェイスシールドを出荷…緊急対応組織向け車両も倍増

3Dプリントでフェイスシールド用バイザーを生産するジャガー・ランドローバー
3Dプリントでフェイスシールド用バイザーを生産するジャガー・ランドローバー全 6 枚

ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)は4月20日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対処する医療従事者向けにフェイスシールドの出荷を開始するとともに、緊急対応組織に提供する車両の台数を倍増させた、と発表した。

ジャガー・ランドローバーは、3Dプリントの専門知識を活用して、フェイスシールドのバイザーを生産。特別なクリーンエリアで、ジャガー・ランドローバーの従業員が組み立てている。完成したバイザーが汚染のリスクがないことを確実にするために、厳格なプロセスを経て出荷されている。

新型コロナウイルスと戦う最前線の医療従事者には、フェイスシールドなどの保護具が不足している。多くの医療従事者は不快な機器を長時間着用し、防護服も着用せずに対応している。フェイスシールドのバイザーは再利用できるように設計されており、簡単に分解して洗浄できる。

また、すでにジャガー・ランドローバーは、新型コロナウイルスと戦う緊急対応組織の活動を支援するために、世界中におよそ150台の車両を提供した。今回、150台を追加し、合計308台へと倍増させた。

中でも、英国本国では、イギリス赤十字に105台の車両を追加提供した。これにより、合計164台の車両が、医薬品や食品の配達、患者の送迎などの支援を行う体制に強化されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  2. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る